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コーヒーは体の成長に関係あるの?

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コーヒーは体の成長に関係あるの?

子どもたちとコーヒー

子どもの頃、「コーヒーは飲まない方がいいよ」とか「コーヒー飲むと身長止まるよ」と言ったような言葉をかけられたことはありませんか?実際筆者である私も、小学生時代は親からコーヒーを止められていた記憶があります。 しかし、この言葉は本当に正しいのでしょうか、正しいとすれば根拠はどのようなものなのでしょうか。今回は、多くの皆さんが一度は経験したことがあるこの「噂」について考えていきます。

カフェインと子どもの成長

カフェインと成長の関係については、長きにわたり研究の対象となってきました。 雑誌『ディスカバー』が発表した記事によると、「カフェインの消費は体のカルシウム吸収量を減少させ、子どもの骨ミネラル量や股関節の骨密度にネガティブな影響を与える」とされているのですが、同時に「(カフェイン消費による)これらの実際の差異は、取るに足らない程度だと研究は示している」というように書かれています。 また、1998年にペンステート医科大学からこのような研究が発表されています。12~18歳の女性81名を、毎日のカフェイン消費量に応じて3グループに分け、この消費量の違いが成長にどう影響するかを分析するというものです。最終的にこの3グループを比較したところ、カフェイン摂取量と、骨量の増加率や身長との間に相関関係は見られない、という結論に至りました。 以上のように、科学的な分析によれば、カフェインの摂取と体の成長には関係がないという答えが一般的であるということです。

「噂」の根源

では、「コーヒーを飲むと成長しない」といった噂はどうして生まれたのでしょうか? 雑誌『スミソニアン』によると、1900年代初頭のアメリカで、「ポスタム」という小麦のフスマや糖蜜から作られたノンカフェインドリンク(コーヒーの代用品として開発)の広告として、「子どもはコーヒーを飲むべきではない」という主張がなされたといいます。もちろんポスタムの主張に科学的根拠は一切ありませんが、当時はこれが広まりポスタムはヒットを記録、そしてこの噂だけが現代にも残っているようです。

子どもとコーヒーの付き合い方

しかしながら、コーヒーが子どもの成長に、間接的に影響するということも知られています。 カフェインという物質は、「交感神経を刺激する」という性質を持っています。つまり、コーヒーを飲むことで心拍数や血圧が上がったり、眠りに付きにくくなるという効果が現れるのです。特に成長期の子どもがコーヒーを飲む時間を誤れば、睡眠不足に繋がり、身長が伸びにくくなったり健康状態が崩れてしまうという問題が出てしまいます。 また、先ほどの研究結果にあったように、カフェインはカルシウムを始め、亜鉛や鉄などの吸収量を抑える効果を持っています。子どもの慢性的なカフェイン摂取は、このような成分不足を引き起こす可能性が0ではなく、注意が必要です。 ここまで見てきたように、コーヒーを飲むこと自体が体の成長を妨げるということはないものの、成長期の子どもにとっては、飲む量や時間を親がコントロールしてあげないと思わぬリスクを招きかねません。 子どもも大人も、コーヒーを正しく楽しく飲むということが、素敵なコーヒーライフへの大切な一歩になることに違いありませんね。

コメント

kazuki
kazuki 子供ができたら遠慮なく珈琲飲ませます。
Yusei Ota
Yusei Ota re: kazuki 親子でコーヒー巡りとかしたいです〜☕️