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世界のKOHII News #19

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世界のKOHII News #19

ディップスタイルコーヒーを提供するSteepedがクラウドファンドで累計500万ドルの資金調達

米カリフォルニアに拠点を置き、ディップスタイルのコーヒーバッグを開発するSteeped Coffeeが、クラウドファンディングプラットフォームのRepublicを通して4500人から計500万ドル( 約6.9億円)を調達。48時間で達成しました。 アメリカでは5年ほど前から、ドリップバッグやディップスタイルのようなお湯に浸すだけで手軽に淹れられるシングルサーブのコーヒーを製造するスタートアップが増えています。Steepedはその一角として注目を浴びており、2019年にはSCA(Specialty Coffee Association)のBest New Product賞を受賞しています。 Steepedの成長の勢いを後押しした要因は2つ。1つはB2B市場に焦点をあてたこと。Red Bay Coffee、Counter Culture Coffee、Andytown Coffee Roastersなど400以上のロースターとライセンス契約を結び、VirginやWaldorf Astoriaなど7,500以上のホテルの客室、Whole Foods, Krogerなどの4,000箇所以上の大手スーパーのチェーン、Walmart、Amazonなどのオンラインマーケット、また大企業のオフィスコーヒーの需要を担っています。 2つ目はサスティナビリティ。ティーバッグのようなパッケージは再生可能な植物由来の材料で作られており、使用されるコーヒーも透明性があるもののみを使用しているとSteepedは謳っており、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度のB Corpにも認証済みです。(B CoprについてはKOHII News #18を参照) ドリップバッグの受託製造でナスダック市場へ上場したNuZeeや、今回ご紹介したディップスタイルのSteeped。日本で古くから親しまれているドリップバッグという商品が、アメリカでアメリカの企業によって飛躍的に成長している現状を、日本のコーヒー業界としては喜ぶべきか、著者としては少し複雑な心境になってしまいます。

2023年のWCCはアテネと台北で開催されることに

先日、2023年6月22-24日のWCC(World Coffee Championships)の開催地にアテネ、ギリシャが選ばれたと発表されましたが、11月の17-20日の会場は台北になることが決まりました。 アテネではWorld Barista Championship、 World Brewers Cup、 World Cup Tasters Championship、 Cezve/Ibrik (トルココーヒー) Championship。台北ではWorld Latte Art Championship、World Coffee in Good Spirits Championship、World Coffee Roasting Championshipが開催されます。 台湾コーヒー協会によると、台湾には推定4,000のロースターがあり、ワールドコーヒーチャンピオンシップのファイナリストを16名輩出してきたとのこと。近年スペシャルティコーヒーショップへの注目も集まっています。比較的に距離が近い日本からも多くのコーヒーラバーが訪れることが予想されます。KOHIIチームも是非参加したいです!

「Pride of Gesha」オークションは過去最高の254米ドル/ポンドを記録

6月28日に第6回エチオピアGesha Villageの「Pride of Gesha」オークションが行われ、過去最高の254米ドル/ポンド(約35,000円 / 0.45kg)で日本のSelam Store Trading、Acid Coffee、Ignis、そしてWAVY COFFEE ROASTERSによって共同で落札されました。 Gesha Villageはエチオピアの西オモ地区にある400ヘクタールの農園。アダム・オーヴァトン氏により設立され自生するゴリ・ゲシャの天然のコーヒーフォレストから種を採取し栽培したのが農園誕生のきっかけです。世界中から高い評価を受け、毎年オークションへは多くのコーヒーロースターから高い関心が。 今年も半分以上のコーヒーが60米ドル/ポンドという高い値段で落札された中、ハニー製法のロットを落札したロースターの中にはみなさんにももしかして馴染みのある名前があるかも。どのような形でこの世界最高峰のコーヒーが提供されるのか、今から待ち遠しいですね。

アルゼンチン:このままではあと1ヶ月程度でコーヒーが買えなくなる状況に

アルゼンチンでは、アルベルト・フェルナンデス大統領政府が輸入制限を強めているコーヒーについて新たな対策を実施することを決定。このままでは1ヶ月程度でコーヒーが完全に不足してしまう事態にまで発展しています。 アルゼンチンは慢性的な通貨不足に長年悩まされており、高いインフレとエネルギー輸入コストの高騰で通貨ペソへの圧力が高まり、悪循環が続いていました。この数ヶ月は世界的な情勢からもさらに状況が悪化し、インフレ率は60%を超過。政府が外貨準備高を維持するために輸入制限をさらに厳しくしています。 コーヒーだけでなく多くの食料品の製造に関わる原材料なども不足する可能性があり、広範囲で混乱が起こるのではと多くのビジネスは不安を抱えている、とAP通信は報じています。 日本でも物価上昇や円安の問題が連日報道されていますが、コーヒーなどの原材料が世界から全く届かないことはまだ想像しにくいのではないでしょうか。毎日気軽に美味しいコーヒーが飲めるというこの瞬間を感謝の気持ちで味わいたいですね。

A cup of KOHII with Love (執筆・編集: Yozo、Aya)

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