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ただ洋服を作る人であり続けたい

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ただ洋服を作る人であり続けたい

さまざまなジャンルで活躍されているクリエイターさんたちは、普段どのようにコーヒーライフを楽 しんでいるのでしょうか。 本記事は、業界をリードする人たちやチャレンジし続ける人たちについてコーヒーを淹れながら、飲みながら深掘りしていくインタビュー企画です。

☕️本日のゲスト☕️

Masahito Fukuhara Fashion Designer&Patternmaker 今回お話を伺ったのは、 東京を中心に活動されているファッションブランドnutermのデザイナー、 福原雅人さん。 メンズウェアの成り立ちやルールを踏襲しながらも、着こなしの概念や世代観にとらわれない新しいスタイルを提案しているブランドです。 そしてnuterm のデザイナーをする傍ら、パタンナーとして他のファッションブランドのサポートや、様々なプロジェクトに参加するなどマルチに活動をされています。 僕自身ファッションが好きで、私生活でnutermの洋服をよく着ています。 そして今回大好きなブランドのデザイナーである福原さんにインタビューできるということもあり、いつも以上に気合をいれてインタビューしてきました! 洋服作りで大切にしていることや、コーヒーを好きになったきっかけ、コーヒーと洋服の関連性など貴重なお話をいただきました。 K=KOHII、F=Fukuharaさん

あえて減らすことで見えてくるもの

K:現在の活動について教えていただけますか? F:ファッションブランドnutermのデザイナーであり、パタンナーとしても活動をしながら、他のブランドのプロジェクトへの参加やサポートをしています。アトリエのメンバーは僕をいれて2人で、企画、生産から販売までを行っています。 nutermには、「新しい」という意味が込められています。このブランドを始める時、全くの新しい気持ちでスタートしたいという思いがありました。 nutermの洋服を着る方々に、その1着を通して、新たな気づきやきっかけを与えられるようなブラ ンドにしたいという思いからブランドを立ち上げました。 K:2人で全てをこなすって大変じゃないですか? F:僕自身が何でも自分自身でこなしたいという人間だから、確かに大変ではあるけれど、そこまで苦ではないです。大きな会社にいた時は、洋服が出来上がるまでの工程の中でワンパートしか携わることができなかった。僕たちは、いま全パートを自分達でこなすことができます。 人数が多いということは、良いことが多い反面、逆に自分達のやりたいことができなくなってしまうという側面もありますよね。

K:洋服を作る上で大切にしていることを教えてください。 F:やっぱり、作ることに対する思い入れですね。以前はデザイン数を多く作っていた時期もありましたが、そうすると1着にかけられる時間や思いが減ってしまいました。 現在はデザインを絞っています。そうすることで、1つの洋服に割く時間が増えたので、結果、ほぼ全てに自分自身が納得のいく制作をすることが可能になりました。 あとは、頭の中にある洋服のストック数を増やすため、古着屋さんに良く足を運びます。 学生の頃から、たくさんの洋服を見て、たくさん買ってきましたが、まだまだ見たことのないデザインの洋服はたくさんあります。古着にはその時代の思想や生活様式などがデザインにも落とし込まれているので、見て、着て、知る価値がとてもあると思っています。

K:普段コーヒーはよく飲まれますか? F:はい。いつも1日に2、3杯は飲んでいるかな〜。軽めですっきりしたコーヒーが好きなんです。主に事務所で作業をしているので、集中する時に濃いコーヒーだと、口の中に味が残ってしまうのが苦手で。 だからといって濃いコーヒーが全く飲めないというわけではなくて、車を運転するときは逆にパンチのあるコーヒーをよく飲みます。 個人的に好きなのは、スターバックスのダークローストですね。運転することが好きなので休日は、よくスターバックスに行き、コーヒーを買ってからドライブに行きます。 K:なるほど。そんな福原さんがコーヒー好きになったきっかけって覚えていらっしゃいますか? F:高校生の時に、家にコーヒーメーカーが来ました。その時は、市販の豆挽きを買ってきては淹れて飲んでいました。でも最初はやっぱり苦くて慣れるまでに時間はかかりましたが、徐々にその苦味にも慣れていきました。 そんなある日、祖母と一緒にスーパーに行った時、「ブルーマウンテン」という文字に目が止まったのです。 値段を見てみると、いつも購入しているものよりも高くてびっくりしましたが、同時に飲んでみたいという思いになり、飲んでみると本当に美味しくて。 値段が高いものには、それなりの理由がやっぱりあるんだなと思い、そこからコーヒーにはまっていきましたね。 家で飲むコーヒーが好きだったので、普段から気になったコーヒー豆を買ってきて家や会社で飲んでいます。今では、会社に居る時間が本当に好きなんですよ。会社にテレビを置いて映画鑑賞 したいくらい好きですね。笑

職人の手で作るということ

K:福原さんが思う、ファッションとコーヒーの関係性について教えてください。 F:やはり職人の手を通して作られるというものであるということ、これに尽きるのかなと思います。今回、実際に自分でドリップしたものを飲んでみて感じたのは、機械で淹れるよりも実際に手で淹れた方がやっぱり美味しいですよね。 雑味がないというのがはっきりとわかります。 服を作るときや、コーヒー豆を焙煎するとき、また淹れる時に、ほんのひと手間、自分のアイデアやセンスを取り入れることによって、より良いものになる。 それが、コーヒーではロースターやバリスタ、洋服ではデザイナーとパタンナーなど、物を作る職業の醍醐味なのかなと思います。今回お薦めいただいた、Kurasu Kyotoのシーズナルブレンド「秋うらら」、本当に美味しかったです。 甘酸っぱいラベンダーのようなフルーティーな香りとスッキリとした味わいがとても印象的でした。

K:ありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです。最後にこれからやりたいこと、新しい企画とかありますか? F:コロナウイルスが落ち着いたら、レディースの服も作っていきたいなと考えています。 元々、10年間レディースの洋服を作っていました。 レディースの場合は、洋服がつくられるプロセスがとても魅力的なんです。 もちろん、nutermの活動も今よりも活発にしていきつつ、プラスアルファとして挑戦していきたいと 思っています。

1時間を予定していたインタビューが、気がつくと2時間が経っていました。 僕自身も、nutermの服を日々着ていますが、どの服も本当に着心地がいいです。 アームのゆとりや、身に纏った時に感じる安心感、そして着た時はもちろん、歩いた時に風に靡く洋服のシルエットが本当にエレガントでかっこいいんです。 フォーマル・カジュアルどちらのシーンにも馴染み、心の底からかっこいいと思うファッションブランドです。 思いのこもった洋服を着て、思いのこもった1杯のコーヒーを飲みに行く。 そんなライフスタイルって素敵ですよね。☕️

Masahito Fukuhara(福原雅人)

神奈川県横浜市出身 文化服装学院卒業後、ISSEY MIYAKE、COMME des GARÇONS にてパタンナーとして活躍。その後、フリーランスに転身。2010年にブランドBLACK & BLUEをスタートさせる。 2017年秋冬シーズン、よりコンセプチュアルな新ブランドnutermを立ち上げる。

nuterm

メンズウェアの成り立ちやルールを踏襲しながらも、着こなしのルールや世代観にとらわれない新しいスタイルを提案するブランド。

A cup of KOHII with Love (執筆・編集:Shimakou)

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