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前を走るユースの使命

Meets

前を走るユースの使命

バリスタなどコーヒー業界の方々やさまざまなジャンルで活躍されているクリエイターの方々は、 普段どのようにコーヒーライフを楽しんでいるのでしょうか。Meetsは、業界をリードする人たち やチャレンジし続ける人たちとコーヒーを飲みながら深掘りしていく企画です。 今回は、元高校生バリスタの田中陸斗君さんのインタビュー企画の第二弾です。第一弾をまだご覧になられていない方は、そちらも合わせてご覧ください!

やった分だけ返ってくる

ーーそもそも、高校生バリスタって誰が名付けたのですか? 陸斗さん:それが誰が言い始めたのかよく分かっていなくて(笑) ーーそうなのですね(笑) 陸斗さん:自己紹介の時に冗談半分で「高校生バリスタです」と名乗ってたら定着しちゃいました(笑) ーー戦略的に名付けたのかと思ってました(笑)陸斗さんは間借り営業にも力を入れていると思いますが、間借りの苦労ややり甲斐ってどんなものがありましたか? 陸斗さん:苦労としては、曜日も固定ではなくかつ不定期で出店していたので、集客にかなり苦労しました。最初は友人や知人が面白がって遊びに来てくれましたが、そう長くはもちませんでした。途中からターゲットの設定やそれに基づいたSNS集客に力を入れて、徐々に地元の方が常連になってくれたり、インスタを見て来てくれる人が増えていきました。 SNSに関しては力を入れた分だけリターンがあると感じているので、今はそれがやりがいになっています。 ーーさすがです。トライアンドエラーを繰り返して、結果に結びつける。19歳とは思えない経験の積み方ですね(笑) 高校卒業後の進路はやっぱり悩みましたか?

ドンピシャなコーヒーを淹れる

陸斗さん:悩みました。高2の末ごろの時点で、間借りカフェも2年目に突入していたので、卒業後は実店舗を構えるかいなかで悩みました。でも、高3の夏にPhilocoffeaの求人を見つけました。 世界一のバリスタでオーナーである粕谷さんのいる場所だったので、勢いで応募しちゃいました。憧れの存在だったので。でも、なんとか採用していただいて今に至ります。もし受かってなかったら実店舗を立てるか間借りでしばらく活動していくことになっていたと思います。 ーーなるほど。求人がかかったタイミングも偶然じゃない気がしますね。 陸斗さんみたいなユースのバリスタが活躍していると、バリスタになりたい思う人も増えてきそうですね。もしバリスタになりたいと思う人たちにアドバイスするなら、どんなアドバイスをしますか? 陸斗さん:とにかく実践、ですかね。現場で経験を積みながら、抽出も接客も、起きること全てに「なぜ?」と疑問を持って取り組む。この意識が大事だと思っています。 まずは、ゴールを設定するとよりスムーズだと思います。 こんなバリスタになりたい、こんなお店を作りたいとか。 それらを見つけるためにひたすら実践する感じです。 ーーなるほど。陸斗さんがバリスタをやっていて、やり甲斐を感じる瞬間はいつですか? 陸斗さん:自分の淹れたコーヒーがお客様の好みにバチっとハマった時ですかね。その時は自分もかなり嬉しいです。 自分のヒアリングでお客様の好みを聞き出すことができて、それを形にして届けることができたということになるので。 ーーインタビューしてても思いますが、陸斗さんは傾聴力もあるし話すのも上手ですよね。 中学校の不登校だった時期があったと思いますが、当時と比べると今はガラッと変わったところはありますか?

バリスタで変わった人生

陸斗さん:そうですね。接客を通してサービス力が磨かれて、それがプライベートの人間関係に良い影響を与えている気はしています。 ーーなるほど。陸斗さんはバリスタになって人生がガラッと変わったのですね。 そんな陸斗さんは、誰か尊敬している人っていますか? 陸斗さん:バリスタで尊敬しているのは、篠崎好治バリスタ、佐藤宇宙バリスタ、粕谷哲バリスタです。あとはいつも間借りをさせてもらっていて、今日のインタビュー会場でもある「モンデンキント」のオーナー小駒さんです。 色んな経験を積まれていて、やっぱり場数が違う。困ったらいつも相談しているので、とても頼りにしています。 ーー陸斗さんがこれから挑戦していきたいことって何ですか? 陸斗さん:競技会で史上最年少のチャンピオンになることです。 ーーそれは是非陸斗さんに成し遂げてほしいですね。実現したらきっとバリスタという職業もフューチャーされると思います。最後にリクト君にとって「コーヒー」とは何ですか? 陸斗さん:日常を少し豊かにしてくれるアイテムの1つです。 いつもより少し上質な時間を過ごすときに隣にあるもの、ですかね。

最後に

今回はPhilocoffeaでバリスタを務めながら、間借り営業にも精力的に取り組んでいる田中陸斗君にインタビューしました。彼はこれからも若さを武器にコーヒー業界のユース代表として前を走り続けるでしょう。 きっと彼なりに使命感も感じているのかもしれません。ただ、インタビューを通して感じたのは、純粋に彼もコーヒーラバーであったということ。 彼の今後の活躍が楽しみです。ある意味で高校生バリスタは今も健在でした。

田中陸斗

16歳で飲食の世界に飛び込み、3年間にわたって調理の専門校「レコールバンタン 高等部」に通いながら都内のカフェやイタリアンバールでバリスタやサービスについて学ぶ。 在学中に自身のブランド「狐と珈琲。」を立ち上げ、東京の月島で月に一度の間借り出展を行なっている。高校卒業後の現在は、千葉県のコーヒーロースター「Philocoffea」のバリスタとして世界大会を目指して修行中。

荒井康成

洋菓子店店長、和陶器店主を経てフランス陶器エミール・アンリ社の日本人法人設立に携わる。日本初の「調理器具コンサルタント」として独立。「料理通信」や「ELLE gourmet」など、各食情報雑誌でのコラム執筆やスタイリング撮影、またInstagramのディレクション、食品会社の販促物スタイリング撮影、調理師として現場に立ったりと多岐に渡って活動中。

日替わり Cafe & Bar モンデンキント

今回インタビュー会場として場所を提供してくださったモンデンキント。古民家を改装した日替わりのカフェバーで、気になるモンデンキントとはドイツ語で月の子。映画「ネバーエンディング・ストーリー」で、主人公バスチアンが女王につけた名前も月の子。月島に住んでいた店長の伯母が好きだった物語のエピソードと、月島の地名にもかかる名前としてモンデンキントを店名に選んだそうです。モンデンキントは夢を持った人たちに間借りという実践の場を提供しています。気になる方はまずお客さんとして是非足を運んでみてください!

A cup of KOHII with Love (執筆:Seiya)

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