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コーヒーをこよなく愛した先の景色

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コーヒーをこよなく愛した先の景色

本日のゲスト

匹田貴明 バリスタ / suzunari coffee (本文中 K=KOHII、H=匹田さん)

コーヒー愛で続けた仕事

K:suzunari coffeeをはじめてからどれくらい経ちましたか? H:7年目になります。5年くらいは一人でしてきましたが、昨年からは地元の後輩がスタッフとして同じ目標のもと働いてくれるようになって、とても心強いです。

K:一人でされることは大変ではなかったですか? H:そうですね。まず休めないですよね。体調を壊すこともいけないですし。それでも仕事という感覚があまりないというか、そもそも好きで始めた仕事ですので続けられました。スタッフが増えてからは、やっぱり目標値も高くなり、お客さんによりコーヒーの事を深く伝えていけるようになりました。 お店の営業中に焙煎も出来ますし、イベント出店もできるので仕事の幅が広がりましたね。 K:suzunari coffeeで焙煎もされて、コーヒーも淹れられてるんですけど、匹田さんにとってバリスタ、ロースターとはどういう定義ですが? H: 繰り返しかもしれませんが、バリスタとはやっぱり豆の特長を理解して良さを活かし、美味しいコーヒーを淹れることでお客様にコーヒーの魅力を伝える職業のことじゃないですかね。 ロースターはコーヒー豆が持つ個性をひき出しバランスを整え、いつも安定したコーヒーの味わいを作る人ですかね。 ロースターはバリスタの仕事ができる前提の上で、素材となるコーヒー豆をどのように焼くか、それをどのように淹れたら美味しくなるかという部分を想像している気がします。より コーヒーの味を演出する幅が広がりますよね。そこからさらに追及すると産地に関わるようになり、段々と生豆、そのものに近づくイメージです。

大分でコーヒー栽培に挑戦する

K:今後チャレンジしたいことはありますか? H:そうですね。唐突かもしれませんが、大分でコーヒー栽培をしたいなと考え、実はチャレンジ中なんです。お店の裏庭にビニールハウスみたいなものをつくって、栽培に挑戦しています。でもどうしても冬になると葉っぱが落ちてしまうので、なんとか冬を乗り越えたら大分でも コーヒーを育てられる可能性を感じますけどね。 K:ちなみに標高とかコーヒー豆の発育に影響するんですか? H:すると思います。標高が高い方がゆっくりと実るので甘さが増すって言われてますよね。標高を変えることは難しいので。温度調節さえしっかりおこなえば大分でもコーヒーを育てられるなという可能性は感じています。やっぱり温度調節が一番難し いです。昼間は日差しで蒸し風呂のようにハウスが暑くなり、冬はコーヒーにとって寒い温度になるので..それでも3年くらいはコーヒーが育って数粒くらい豆ができ、翌年からはもっと増えるかなというタイミングで、温度管理が難しくて失敗してしまいました。誰か作り方を教えてほしいです。 栽培に成功したところで利益とかはでないんですけどね。自分でコーヒーを作ったら現地ではこうやって作るんだなって一粒をより愛でれそうで。

美味しい一杯に出会うこと

K:その状況の中でできた数粒は本当に奇跡ですね。とても面白いです。最後にいつも訪れてくれるお客様やコーヒー業界を目指す若者へのアドバイスがあれば一言お願いします。 H:いつもsuzunari coffeeを訪れて頂きありがとうございます。まだ話したことがない方は、ぜひ気軽にお声がけください。 これからコーヒー業界目指す若い世代には、ぜひたくさんコーヒーを飲んでもらいたいです。その中で本当に心にとまる一杯のコーヒーに出会うはず。“なにこれ!”ってなるコーヒーが見つかれば、そこからコーヒーを追求することが止まらないと思います。今は本当に美味しいコーヒーが増えてきたので、たくさんコーヒーを飲んでいるうちに自分の美味しいと思う基準、自分好みのコーヒーがわかってくると思います。ですのでぜひフットワーク軽く、どんどん美味しいコーヒーを飲んでほしいです。 K:まずはたくさん美味しいコーヒーに出会う経験を積んでいくことが大切なんですね。本日はお忙しいところ、ありがとうございました。 インタビューを終えた後、匹田さんは帰り際に飲めるように一杯のカフェラテをつくってくれました。温かい牛乳の中で感じるフルーティなエスプレッソの味。心まで温まる美味しいカフェラテでした。 店から出ようとすると雨が降り始めたので、ありがたいことにスタッフの山崎さんの車で上臼杵駅まで見送って頂きました。車の中で‟コーヒーには正解がないから、その無限な可能性を追求し続けられることが楽しい。”と話す山崎さん。匹田さんや山崎さんを含み、日々、 目の前のコーヒーと向き合うバリスタさんたちの活躍を願いながら、今回のインタビュー記事を締めたいと思います。

匹田貴明

大分県臼杵市出身。バリスタになるために22歳の時、福岡へ行き、タウンスクエアコーヒーロースターズでは3年程修行。その後、地元の臼杵に戻り、コーヒーの豆がたわわに実る姿に感銘を受け、suzunari coffeeという名前でお店をオープン。生産農家まで追跡できるスペシャルティコーヒーにこ だわり、地元民の日常に寄り添ったコーヒー屋さんを目指して、開業7年目を迎える。

suzunari coffee

A cup of KOHII with Love (執筆・編集:Jongmin)

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