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Vol.10 コーヒーをもらう。コーヒーからもらう。

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Vol.10 コーヒーをもらう。コーヒーからもらう。

ちょっとコーヒー巡りをしませんか?行き交う人々、流れていく時間を見て感じながら、飲むコーヒーが絶妙に美味しいと思う私たちは、いつもコーヒーで繋がる街を歩くKOHII Walkersです。気の向くまま、コーヒーのアロマに溢れる街、それぞれコーヒーを楽しむ人々との出会いを独自の目線で写真ストーリーに記録し、ここでシェアします。 こうして同じ写真でコーヒー、ヒト、マチの関連性を描く人と繋がりたい、日本各地のKOHII仲間と一緒にコーヒーの魅力を広げていきたいです。 Ikumi, KOHII Walkers@Osaka

8月中旬、午前11時。この日の休みは、コーヒーを飲みに行こうと決めていた。 出かける準備をして家を出ると、最近続いていた晴天とはガラリと変わって、外は今にも雨が降り出しそうな曇り空。 太陽こそ照っていないものの、この夏の暑さは変わらないので少し気分がどんよりしたまま駅へ向かった。

@GRANKNOT COFFEE

カフェやご飯屋さんだけでなく、いろんなお店が集まっている堀江エリアに着き、まず最初に入ったのはGRANKNOT COFFEEさん。 堀江とはいえ人通りがそこまで多くなく、見逃してしまいそうな場所にあるが、意外と他に見ない白と黒のモノトーン調の外装にガラス張りのエントランスは、どこか人を惹きつける雰囲気がある。 中へ入ると、縦長型の店内にオレンジ色のライトが落ち着く。

コーヒー屋に行ったときの楽しみのひとつとして、そのお店のオリジナルブレンドコーヒーを飲むというのがあると思う。 以前GRANKNOT COFFEEさんに来たときは、たしかルワンダのアイスコーヒーを飲んだ。 グリーンアップルを思わせるフルーティーさに感動したのを覚えている。

スタッフの方にオリジナルブレンドの内容を聞いてみると、この日はケニア・コロンビア・ブラジルの3国のブレンド。 ケニアをあまり飲んだことがない私は、期待を込めて迷いなく注文した。

まあるく独特なフルーティーさと、ブラジルのしっかりしたコクのバランスがとても自分好みで、気が付くともうあと少しで飲み干してしまうくらいにまで減っていた。 やっぱり暑い夏に飲むフルーティーなテイストのものは期待を裏切らない。 お盆前の平日午前ということもあり、店内は比較的落ち着いている。 時間がゆっくりと流れるのを感じ、曇り空に影響されていた気分も穏やかになった。 自分のいる空間、口にするものや目にするもの、色々な要素で気分は簡単に変わるのだとあらためて気づく。

コーヒーを飲み干し一息ついたところで、お店をあとにした。

次のお店に向かう途中、予定にはなかったのだけれど、少し前に知人に教えてもらってからすっかりお気に入りの中華料理店が目に入り、すでに何組か並んでいたけど自分も無意識に並んでしまっていた。 並んでる間にふと、「いつからひとり飯に対して抵抗がなくなったんかな」と最近の自分のひとり飯率の高さにハッとする。

出かける前に朝ごはんも済ましてコーヒーも飲み、お腹はある程度満たされていたはずだったが、美味しいものは別腹のごとくお箸が止まらない。 時間を空けずに続けてコーヒーを飲むのは得意ではないので、ちょうど良かったのかもしれない、なんて思いながら次のお店へ。

@Mel Coffee Roasters

先ほどの中華料理店から徒歩1分という近さにある、こちらのMel Coffee Roastersさん。 前々から気になってはいたものの、お店に足を踏み入れたのは実は今回が初めて。 通りの角にあるわずか2.6坪の小さなコーヒー屋で、いい意味で洗練されすぎていない外観が、街行く人に愛されそうな雰囲気を漂わせている。 お店のMelの由来は、オーナーさんが昔バリスタをしていたオーストラリアのメルボルンからきているそう。

お店に入ると、大きくて光沢がとても綺麗な焙煎機がすぐ目に入ってきた。 残念ながらこの日は焙煎はしていなかったが、次に来るときはこの小さな空間で焙煎しているところをぜひとも拝見したい。

オーストラリアといえばフラットホワイトということで、今回はそれを注文することに。 コーヒー豆は、コロンビアをベースとしたブレンドの豆を使用していて、季節によって調整をしているという。

店内に席はないので外のベンチで休憩しながらいただいた。 口当たりがなめらかで優しいコーヒー。 一口目に飲んだ瞬間からそう感じるような味だった。 エスプレッソとミルクだけでも十分な甘みがあり食後にはピッタリ。

ベンチに座っていると、自転車に子供を乗せた親子がやってきて、お父さんが豆を買っていった。そしてそのまた数分後には、デート中であろう男女がコーヒーをテイクアウトしていた。 そんな風景を見ていると、やっぱりコーヒーはいろんな人の日常の中に存在するのだなぁと実感する。

忙しい日々に飲むコーヒーは気合を入れてくれるものになり得るし、 疲れたときに飲むコーヒーは元気を取り戻すエネルギーになり得る。 楽しい時間の中で飲むコーヒーはハッピーを倍増させてくれるし、 リラックスしている時に飲むコーヒーは癒しになる。 こうしてコーヒーはどんなシチュエーションにも寄り添ってくれるということに気付かされた日になった。 今日飲むコーヒーは、どんな気分を作り上げてくれるだろう? A cup of KOHII with Love (執筆・編集:Ikumi)

<About Ikumi>

大阪在住。コーヒーとは無縁だったが、2020年初春、エチオピアの味に感動しコーヒーに興味を持つ。趣味はアート制作、映画鑑賞、食べること。アート制作は主に抽象画を描いていて、自分の中で残したい感情が湧き上がったときに描いている。

<今日のKOHIIコース>

@GRANKNOT COFFEE ​​​​​​大阪府大阪市西区北堀江1-23-4

@Mel Coffee Roasters 大阪府大阪市西区新町1-20-4

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