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Vol.29 コーヒーがもたらす繋がり

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Vol.29 コーヒーがもたらす繋がり

ちょっとコーヒー巡りをしませんか?行き交う人々、流れていく時間を見て感じながら、飲むコーヒーが絶妙に美味しいと思う私たちは、いつもコーヒーで繋がる街を歩くKOHII Walkersです。気の向くまま、コーヒーのアロマに溢れる街、それぞれコーヒーを楽しむ人々との出会いを独自の目線で写真ストーリーに記録し、ここでシェアします。 こうして同じ写真でコーヒー、ヒト、マチの関連性を描く人と繋がりたい、日本各地のKOHII仲間と一緒にコーヒーの魅力を広げていきたいです。 KOHII Walkerはどなたにも体感していただけるという想いから、今回の撮影は敢えてiPhoneで。 Yozo, KOHII Walkers@Okayama 今回Walkersで回るのは岡山。ただ、「walk」というよりも「drive」。 きっかけをくれたのは同じKOHIIチームのJongminとキノシタショウテン代表の木下さん。 インタビューをさせていただくにあたり、木下さんにおすすめいただいたコーヒーショップを回って、最終的に山の上のロースタリで皆と落ち合うことになっていた。 それにしても不思議な感覚だ。こんなにも自由に京都を出てコーヒー廻りをしたのはいつぶりだろう。 自分でも信じられない。コロナが世界中を駆け巡る前、京都を拠点としながら1ヶ月通して同じ土地で過ごすことなんてなかった。日本だけでなく、海外へ次から次へと何かしらの案件があり、帰京しては次の旅路へ準備する日々が続いていた。 #CoffeeConnectsPeople このタグラインの可能性をまた色々な土地で体感していこう。僕自身、そしてKOHIIの可能性を広げるためには必要なことだと今回の旅で改めて感じたい。そう願っていた。

@belk

スタート地点は宇野港。車で30分西に向かい、倉敷市児島と玉野市の境にある王子が岳にあるbelkを訪れた。 かなり混み合う人気店と聞いていので一番乗りを目指して開店10分前に到着。 駐車場から5分ほど山道を上がったところに見えたのは「王子が岳パークセンター」という文字。その奥にbelkが。 belkの醸し出す世界観もさることながら、やはりとその後ろに写る壮大な瀬戸内にまずは圧倒される。iPhoneで何度かその景色をおさめようとしたがうまくいかなかった。自然は見て、感じるもの。そう改めて感じた。 一番乗りの特権として景色が見渡せる特等席に座るや否や、6人グループの登山客、その後にカップルと友人と思わしくグループが3組入店してあっという間に満席に。 オーダーしたのは「エチオピア」。詳細はわからなかったが、キノシタショウテン焙煎という安心感があって迷いはなかった。メープルバタートーストもオーダー。 周りの雑音は景色と爽やかなコーヒーそしてちょうどいい甘さのトーストが全てかき消してくれた。

この「王子が岳パークセンター」内の物件は普通であれば何気ない売店やフランチャイズ の店舗が営業していてもおかしくないし、むしろ日常の風景としてはそちらの方が見慣れている。あえてbelkという全てにこだわりを持つカフェが入居していること。そしてbelkを目当てに多くの来店客がいるということ。 この事実にコーヒーショップ・カフェの可能性、そしてKOHIIとしての可能性を感じざるえない1日のスタートだった。

@kazayaha coffee

belkから車で50分。 次の場所も木下さんが紹介くださったkazahaya coffee。 2021年にオープンし、キノシタショウテンに長年勤められていた風早夫妻が営んでいるカフェ。Kazahaya coffeeのインスタグラムを事前にチェック。最新の投稿を読んでいた。 「本日は、店主が地区の草刈り参加の為 オープンは、13時となります。 よろしくお願い申し上げます。」 微笑ましい気分になった。都会のカフェではなかなか目にしない投稿。 さらに、入店前から印象に残ったことをあげよう。 まず、kazahaya coffeeまでの最後の一本道の狭さ。乗り慣れないレンタカーで慎重に道を辿っていく。その先には田園風景。そして外観からセンスを感じさせるポツンと建つkazahaya coffeeの横には4台スペースの駐車場に7台の車が入店待ちをしていた。 店で待つ一人一人にしっかりと、丁重に対応される風早さん。30分待ちとの言葉にも驚く様子もない。

店を営むということは立地や場所ではなく、その人の想いとこだわりが詰まっていれば人は自然と集まってくる。kazahaya coffeeがそう改めて教えてくれたように感じた。 いただいたのはコスタリカのウォッシュトのコーヒーとチーズケーキ。風早夫妻の阿吽の呼吸のなかでと静かに時が流れる空間。人が待っているということを忘れるゆったりとした心地良い時間を過ごす。 もう少しぐらいが丁度いいとよく言うが、山の上のロースタリのアポのため、惜しみながら風早夫妻の笑顔と手土産の焼き菓子を片手に店を後にした。

@山の上のロースタリ

kazayaha coffeeからまた車で1時間。16時スタートの取材には少し遅れて到着してしまった。 今回3つの違う地域の違う店舗の共有点は「日常的になかなか行かない場所」ということだ。山の上のロースタリもまさしく山の上。「日本のエーゲ海」とも呼ばれる牛窓の山の上にあるオリーブ園の展望台ないに位置している。 店内のバックヤードではすでに木下さんと、そしてKOHIIチームのJongmin、キノシタショウテンのバリスタで写真家の平末さんがインタビューを準備を始めていた。

木下さんとは実に3年ぶり。偶然ご一緒した上海のコーヒーフェスティバルで始めてお会いして、その時のブースの存在感に圧倒された。特に海外のコーヒーフェスティバルではブーツのセットアップにはできることの限りがある。 ただ、キノシタショウテンと木下さんにはその妥協はない。彼らの世界観は十分に中国のコーヒーラバーの心に響いていた。 そして最後にお会いしたのは京都のcoffee and wine ushiroの立ち上げの際に。Yusuke Seki氏デザインのホテル内のカフェは京都のトレンドスポットとなっている。 木下さんとは近況やコーヒーや焙煎、そしてちょっぴり業界のゴシップに話が弾みそうなところで、インタビューの邪魔になっていることに気付き自制心を持ってストップした。

Jongmin主導のインタビューと写真撮影であっという間に2時間近い時間が過ぎていた。改めて木下さんの経歴、コーヒーとキノシタショウテンを始められたきっかけ、焙煎、コーヒー、店づくりへの想いを聞かせていただいた。是非Meetsを通して読んでいただきたい。 気がついたらこの日キノシタショウテンのコーヒーを全く違う場所で4回いただいてた。(ロースタリーで2杯淹れていただき) 同じロースタリーのコーヒーがこんなにも違う体験を1日でさせてくれたこと。非常に感慨深かった。木下さんという一人の方が立ち上げたロースタリーからキノシタショウテンという会社、そして卸先の店舗、そこに来店されるお客様へと多くの人たちがコーヒーを通しての繋がり。 この原体験が改めて僕がコーヒーの世界に入ってきた理由だ。 岡山はキノシタショウテンがもし存在していなければどうなっていたか。反対にこの繋がりがさらに速いスピードでもし広がることができればどうなるか。 KOHIIというサービスこの後者をサポートするサービスだ。ロースター・コーヒーショップの挑戦を最大限に発揮できる土台を作り、そして限りなく多くのコーヒーを飲む方にその挑戦と繋がっていく機会を創造していく。 #CoffeeConnectsPeople のタグラインの通りだ。 コーヒーがもたらす繋がり。その可能性を感じるためにもこれからも様々な土地で「walk」をしていこう。そう心に誓った。

宿泊先の宇野港のnagi portにて。

<今日のKOHIIコース>

@belk 〒711-0905 岡山県倉敷市児島唐琴町7

@kazayaha coffee 〒719-1163 岡山県総社市地頭片山549

@山の上のロースタリ 〒701-4302 岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓412-1

A cup of KOHII with Love (執筆・撮影:Yozo)

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