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コーヒーが好きな気持ちを再確認する

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コーヒーが好きな気持ちを再確認する

バリスタなどコーヒー業界の方々やさまざまなジャンルで活躍されているクリエイターの方々は、 普段どのようにコーヒーライフを楽しんでいるのでしょうか。Meetsは、業界をリードする人たち やチャレンジし続ける人たちとコーヒーを飲みながら深掘りしていく企画です。 今回はTamakei Coffeeの佐々木さんのインタビュー、その第二弾です。第一弾をまだご覧になられていない方は、そちらも合わせてご覧ください!

By KOHII Creator @jongmin K=KOHII , S=佐々木さん

©GoodCoffee

K:エアロプレスの競技大会に参加しようと思ったきっかけはありますか? S:相変わらず、自分でどこまでコーヒーにはまっているのかわからなかったので、大会を通して自分はどこまでコーヒーと向き合えるか確かめたいと思いました。大会のための練習で、一日中ずっとコーヒーを淹れていても飽きずにコーヒーを楽しめたので、気持ちの再確認ができた機会にもなりました。

K:自分を探りに行く時期だったんですね。 S:そうです。振り返ると、コーヒーの抽出ばかりを考えることはそれほど好きではなかったかもしれないです。それでも、大会に出て他の選手と競うことはサッカーをやっていた時のようなゾクゾク感がよみがえって来た感じがして不思議な気持ちになりました。

©GoodCoffee

K:数多い競技大会の種目の中で、なぜエアロプレスの大会に参加したんですか? S:お店で働く人から趣味の人まで、誰もが気軽に参加できる大会はエアロプレスチャンピオンシップしかなかったんです。もともと、エアロプレスはユニークな器具という印象で、大会もそれと同じようにラフで楽しい雰囲気だと感じていました。

©GoodCoffee

K:準優勝された時に思ったことは何かありますか? S:本当に素直にラッキーだと思いました。大会に備えて練習は重ねてきましたが、エアロプレスの競技大会は運も結構、大事なんです。実は、予選を突破した後の決勝大会初戦で、一度負けているんです。その後の敗者復活戦に出られる人がくじ引きで選ばれるというユーモアのあるルールでした。(笑)

K:確かに、くじ引きのルールは面白いですね。 S:そうですね。今思うとはじめて挑戦した大会で結果が伴ったことは素直に嬉しかったですが、準優勝という結果そのものはあまり重要ではなかったように思います。別にTamakei Coffeeに来るお客さん、誰もあの棚においているものがトロフィーだと思っていないですね。(笑)電車に乗って誰かに「エアロプレスって知っていますか?」と聞いたらわからない人がほとんどだと思います。 運でつかみ取った結果よりも、練習を重ねていった日々の方が大切な経験でした。抽出への細かいアプローチで味わいが大きく変わる瞬間を体感し、自分がコーヒーに没頭していく姿を自分で見られた期間でした。

銭湯のように温かい場所づくりを

K:出店するときに心がけているものは何かありますか? S:コーヒーをわかりやすく伝えることって、けっこう難しいです。特に、精製方法について知らないお客さんが多いと感じるし、実際にイメージしづらいと思います。だから説明を自分から一方的にするのではなく、お客さんから自然と質問が来るように事前に準備することを意識しています。

吉祥寺での出店で、一杯のコーヒーになるまでの過程を知ってもらおうと店内の壁一面にぐるりと写真を貼って準備しようとした時がありました。生産地での栽培から、自分の焙煎の様子まで順番になるように掲示したらわかりやすいんじゃないか。今日も良いお店になるぞと期待していたのですが、当日、寝坊してしまったんです。開店してすぐにお客さんも来られたので、これはもうコーヒーを待つ間にみんなに写真を貼ってもらうように頼むしかないと思いました。お願いをしたら、「これって何をしているところですか?これはどこですか?」と逆に色んな質問が来るようになったんです。たまたま生まれたコミュニケーションではありましたが、これはすごく伝えやすいなあと感じました。

K:良い意味で失敗から気づけた学びなんですね。 S:そうですね。完璧に準備して伝えることも大事ですが、せっかく一人でやっているので、みんなの力も借りるように、少し余白をつくっておくことで、みんなに知ってもらえるきっかけをさりげなく作りたいと考えています。 K:これからTamakei Coffeeをどんな場所にしていきたいですか? S:銭湯みたいなコーヒー屋さんにしていきたいです。銭湯ってどこも地域性があるし、一人で行ってもリラックスできるけど、誰かと一緒に行っても楽しい場所だと思うんです。真っ裸で他人と近くにいる状況って銭湯くらいしかないんです。

K:確かに、銭湯ってすごい日本の文化ですよね。 S:そうなんです。私はサウナにもよく行きますけど、あの狭いサウナの中で、隣のおじさんと一言、二言話し始まってもなんの違和感もないじゃないですか。その空気感、そして人との関係性がとてもいいなと思っているので、自分のお店でも銭湯のような雰囲気がみんなと自然に育まれれば幸せだなと思います。 Tamakei Coffeeについて気になることや佐々木さんにお聞きしたいことがあれば、お気軽にコメントください!次回は佐々木さんがこれからつくっていきたいお店のビジョンについて紹介します。

佐々木奎太

Tamakei Coffee

A cup of KOHII with Love (執筆・編集:Jongmin)

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