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フェアトレードって何?

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フェアトレードって何?

途上国と先進国とコーヒー

スーパーマーケットなどで、安くコーヒーが売られていることを見たことはありませんか?これは、コーヒー豆の生産が「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道近くの開発途上国で多く行われている一方で、コーヒーが消費される地域のほとんどは先進国であるという、生産と消費の地域差が背景となっています。 今回は、途上国でのコーヒー生産の現状と、課題解決の一歩となる「フェアトレードコーヒー」について見てみましょう!

コーヒー生産の現状

途上国で主に生産されるコーヒーですが、その国際価格は、生産地域からとても遠いニューヨークとロンドンの市場によって決められています。この関係により、コーヒー豆の小規模農家は市場の情報や繋がりを得にくく情報格差が生まれ、売買を仲介する業者に安く買い叩かれてしまいます。さらに、コーヒーの国際価格自体が不安定という難点もあり、結果として、生産者の手元に残る利益はわずかなものとなってしまい、途上国の経済発展を妨げ、貧困を生み出す原因の1つとなっているのです。 コーヒー豆だけでなく、途上国で生産される様々な原料・製品について途上国と先進国との間にこのような壁があります。この壁を取り払うために始められた取引が「フェアトレード」です。

フェアトレードとコーヒー

「フェアトレード」は直訳すると「公正な貿易」であり、途上国の製品を適正な価格で継続的に購入することにより、その国の生産者や労働者の生活の改善を目指す仕組みのことを指しています。コーヒーの焙煎豆にもこのフェアトレードが適用され、国際フェアトレード基準により生産・販売されるコーヒーが「フェアトレードコーヒー」と呼ばれるのです。 ちなみに、SDGs(持続可能な開発目標)の目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の中でも、「公正な貿易」が達成すべき目標として取り上げられています。 国際フェアトレード基準では、生産者とトレーダー(輸入・卸・製造業者)の双方に様々なルールが定められています。 <トレーダー側のルール例> ・フェアトレードの最低価格を保証すること ・フェアトレード・プレミアムという奨励金を、商品代金と別に支払うこと ・長期的な取引の促進や、必要に応じた前払いの保証を行うこと <生産者側のルール例> ・組合を作り、民主的な活動(労働環境整備など)を行うこと ・プレミアムを運用し、組織と地域の発展に取り組むこと ・農薬等の規制や遺伝子組み換え作物の禁止など、環境基準を守ること

高価格と低普及率

このような様々な決まりのもとで保護され販売されるフェアトレードコーヒーですが、先ほど述べた「最低価格保証」や「プレミアム」の影響で、やはり価格は高くなってしまう傾向にあります。そのうえ、日本におけるフェアトレードの知名度は、世界に比べて極端に低いというデータもあり、日本での普及はまだまだ遠いと考えられます。 このような現状はあるものの、フェアトレードコーヒーを買うことによるメリットはとても多いのです。最も大きなメリットは「生産者の生活を守ることができる」ということ。これは同時に「コーヒー豆の品質を上げること」や「コーヒー産業の将来を守ること」に繋がり、私たちのコーヒーライフを豊かなものにする助けとなるのです。 そして、買う人が徐々に増えていけば、フェアトレードコーヒーが日常生活に浸透し、コーヒーライフはより豊かなものに…という好循環が生まれるに違いありません。 フェアトレードコーヒーに興味を持つ、そして実際に手にとってみる…皆さんもこれから一緒に、未来のコーヒーを守りませんか? A cup of KOHII with Love (執筆:Takuya)

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