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最高の1杯を目指して。コーヒー競技会の魅力とは?

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最高の1杯を目指して。コーヒー競技会の魅力とは?

家庭でも、カフェでも広く普及しているコーヒー。ほっと一息つきたいときに飲まれることが多いコーヒー。しかし、コーヒーには大会があり、競技としての側面ももっています。 コーヒーの大会とは一体何を競っているのか、よくわからないという方も多いと思います。今回は、「コーヒーの大会は一体何をしているのか?」ということについてお話ししていきます。

SCAJ競技会

日本で行われているコーヒーの大会でとりわけ有名なものは、SCAJ競技会です。SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)が主催する大会であり、その多くは世界大会につながる日本予選のような位置づけで行われます。 競技内容によって8つの大会があります。今回は簡単に3つだけ紹介します。

JBC(ジャパンバリスタチャンピオンシップ)

バリスタ日本一を決める大会です。決められた制限時間内でエスプレッソ、ミルクビバレッジ(カプチーノ等)、そしてシグネチャービバレッジという創作ドリンクの3つを提供します。味覚評価だけでなく、作業内容や、なぜこのコーヒーを提供したのかというプレゼンも重要な評価項目となっています。

JCTC(ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップ)

あまり聞き馴染みのない言葉ですが、この大会はカッピング技術を競う大会です。カッピングとはコーヒーの味を判別する際にとられる手法で、3つのカップから1つだけ違う味のコーヒーを当てる競技です。その正確性とスピードで競われます。

JCRC(ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ)

焙煎技術を競う大会です。焙煎されたコーヒーの最終的なカップクオリティだけでなく、事前に出てくるフレーバーなど、どのような風味特性に仕上げるかを申告してから焙煎に挑みます。結果だけでなく、どんなコーヒーを目指し、そしてどれだけ近づけることができたかが重要になります。 これらの他にもハンドドリップに特化したものや、ラテアート、オリジナルコーヒーカクテルなど競技内容は様々です。

近年の大会、特にプレゼンを伴う競技のものは、より革新的な技術などが求められています。機械的動力を伴わない手動の器具による抽出技術を競う大会(JBrC)では、競技者がコーヒー豆を持参するため、なぜそのコーヒー豆を選んだのかということから、その抽出技術まで幅広い知識とともに、創意工夫が求められます。 これらは1つのイノーべションとして私たちが普段飲んでいるコーヒーにも大きな影響を与えます。2016年の世界大会では、日本人の粕谷哲氏が「4:6メソッド」を披露し、誰でも簡単に味わいが調整できるという点が評価されて優勝しました。このメソッドは多くのコーヒーショップでも採用されており、皆さんも1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?KOHIIでも1度紹介しましたね。誰でも簡単に美味しくコーヒーを淹れられる方法、興味がある方はこちらの記事も是非読んでみてください。

大会が全てではありませんが、大会で勝つために抽出や焙煎の検証を繰り返すことで、知識や技術が磨かれます。様々なコーヒー競技会は日本のコーヒー業界のレベルアップに大きく寄与し、そこで生まれるイノベーションは、より多くの方が美味しいコーヒーを楽しめるようにしてくれます。 たくさんの魅力に溢れたコーヒーの大会ですが、競技を実際に見ることができます。10月に東京で行われるSCAJ2022で、いくつかの大会の決勝が行われます。気になった方はぜひ足を運んでみてくださいね。 A cup of KOHII with love (編集:Tomoki)

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