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世界のコーヒー事情【アメリカ編】

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世界のコーヒー事情【アメリカ編】

アメリカンコーヒーは和製英語?

「アメリカ×コーヒー文化」と言えば、日本人の私たちがすぐに思いつくのが「アメリカンコーヒー」。しかし、現地で ‘ I’d like an American coffee.’ と頼んでも、通じないらしいのです。日本で作られたこのアメリカンコーヒーという言葉は一般的に、浅煎り〜中煎りの豆を使用する、酸味の強いすっきりとした味わいが特徴のコーヒーです。 アメリカでコーヒーの大量生産・大量消費が見られた19世紀後半〜20世紀前半頃、いわゆる「第1の波(ファーストウェーブ)」の時代にこのような豆が使われたことから、「アメリカンコーヒー」と名付けられたと考えられます。

深煎り豆と新たな波

コーヒーが日常的に飲まれるようになったアメリカでは、1960年代から深煎り豆ブームが巻き起こります。いわゆる「第2の波(セカンドウェーブ)」の到来です。コーヒーに品質や味を追い求める人々が増え始めたこの時代は、それ以前のコーヒーとは異なる、高品質の豆を深煎りするスタイルのコーヒーが広まり、カフェオレなどのエスプレッソドリンクも人気を博すこととなりました。 主導したのはスターバックスコーヒーをはじめとするカフェであり、ロゴ入りのカップを持ち歩くスタイルが普及、90年代には日本にも上陸します。このようなブームを見ると、必ずしも「アメリカのコーヒー=薄味」という訳ではないことが分かります。

「第3の波(サードウェーブ)」=「コーヒー愛」

日本でも話題の「サードウェーブ」。明確な定義はありませんが、これは浅煎り豆を使った酸味の強いコーヒーを中心としたトレンドであり、アメリカでは90年代までのセカンドウェーブに代わって登場したようです。仲介業者の入らないトレードを重視するため、消費者にも作り手・産地が見える点、「シングルオリジン」の豆特有の味・香りが楽しめる点、一杯一杯を丁寧に焙煎して作る点などが特徴と言えるでしょう。 セカンドウェーブを経て、更なる高品質のコーヒーを求める人々により発生したこの潮流は、その品質だけでなく生産者をも守ることができる、コーヒーの生産・維持に対し非常に優しいものだと言えます。アメリカから火が付いたこのブーム、日本でも遅れて広まりつつあります。コーヒーを愛する皆さんには、自分のお気に入りの店を、日本、そして世界で見つけてください。

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