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世界のKOHII News #11

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世界のKOHII News #11

2ユーロのエスプレッソが発端で1,000ユーロの罰金:イタリアのDitta Artigianale

2ユーロ (約270円)のエスプレッソと聞けばそこまで高くないイメージですが、イタリアの有名スペシャルティカフェのDitta Artigianaleで飲んだ客はそう感じなかったよう。平均的なエスプレッソの価格は1ユーロ(約135円) ほどであるところ、2ユーロの請求に驚いた客が警察を呼ぶ事態になり、最終的には店側に1,000ユーロの罰金が科されることに。 ところが、罰金自体はエスプレッソの価格が高すぎたことが原因ではなく、そもそも価格が「正しく」表示されていなかったからなんだとか。イタリアではすべてのカフェがカウンターやメニューに価格を表示することが義務づけられていますが、Ditta ArtigianaleはカフェにあるQRコードをスキャンしてアクセスできるデジタルメニューを使用しており、エスプレッソの価格はそこにしか表示されない状態になっていたため、客側で価格がわからないまま買い、今回の騒動に至ったとのこと。 この出来事がきっかけで、そもそもこの法律自体時代遅れという意見など、エスプレッソの価格設定についてもオンライン場で激しい討論が繰り広げられることになりました。 Ditta ArtigianaleのオーナーであるFrancesco Sanapo氏はイタリアのバリスタチャンピオンに3度輝いただけでなく、2019年のイタリアカップテイスターズチャンピオンでもあり、イタリアのスペシャルティコーヒーシーンを牽引してきました。今回の騒動に対して、1ユーロのコーヒーではコーヒー生産者に持続可能な賃金を支払えないことや、高いレベルのホスピタリティに対して1ユーロしか支払われないことで引き起こされる貧困の連鎖や品質の低下など、今のイタリア人のコーヒーへの価格帯の意識への疑問を投げかけています。

ニュージーランドのコーヒーロースターCoffee Supreme、Pioneer Capitalによって買収される

東京にも展開しているニュージランドを拠点とするCoffee Supremeが、投資会社Pioneer Capitalに買収されました。 Pioneer CapitalはVogel's Smart Foods、Tom & Luke、Raglan Food Co.など29ものニュージーランドを代表する様々なブランドへ投資しており、Coffee Supremeの創業者Chris Dillonや最高経営責任者であるJesse Newsonは、同郷の会社でありCoffee Supremeの価値観を理解しているPioneer Capitalに買収されたことを歓迎する声明を発表しています。 Coffee Supremeは1993年にChris DillonとMaggie Wellsによって創設され、ニュージーランドを代表するコーヒーロースターでオーストラリアと東京を含め9店舗を展開しています。 海外では、今回のように飲食業界の会社が買収されることは珍しくありません。潤沢な資金と投資ファンドがもつ経営戦略でどうコーヒーロースターが成長するのか、今度の展開に注目です。

清涼飲料水のスタートアップ、Headstandがコーヒリーフを原材料にした炭酸飲料を発売

コーヒー豆、コーヒーの皮(カスカラ)の次はコーヒーリーフ(コーヒーの葉)? Headstandの創業者Josh Tarloは、Kiss the HippoやOrigin Coffee Roastersで責任者をつとめ、2018 UKバリスタチャンピオン優勝、2013年のワールドブリュワーズカップで2位など、コーヒー業界のスターの一人。その長年の経験を活かし、Tarlo氏は今回、コーヒーリーフに注目したドリンクを発売しました。 気になる味は柑橘系の香りと生姜の風味、紅茶のような味わいとのこと。さらにコーヒーリーフ自体には抗酸化物質が多く含まれていることから、免疫力や集中力も高める作用があるとされています。 スペシャルティコーヒー豆と同じ価格で葉を購入するため、生産者は育てるすべての木から2倍の利益を得ることができるようになるとのこと。 コーヒーの木を使った全く新しいドリンク。是非味わってみたいですね。

NYのスターバックスで牛乳の抗議活動。俳優のJames Cromwell氏が主導

動物愛護団体PETAと俳優のJames Cromwell氏が、スターバックスに対する抗議活動を行いました。抗議内容は気候変動や菜食主義、動物愛護の観点から植物性ミルクを選ぶ顧客への「サーチャージ」の廃止。 声明でCromwell氏は「顧客や動物、環境が苦しんでいるのに、いつになれば巨額の利益を得るのをやめるのか?」とスターバックスに問いかけました。 植物性ミルクを提供するコーヒーショップはスターバックスだけでなく全米で広がりつつありますが、牛乳と比べるとまだ生産・仕入れコストが高く、コストが顧客負担に回るのは、ビジネス観点からは仕方がないと専門家は指摘しています。 日本でも植物性ミルクの普及は進んでいますが、コストにまつわる問題が解決され、需要も引き続き高まればそのスピードは加速しそうです。

A cup of KOHII with Love (執筆・編集: Yozo、Aya)

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