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新しい精製方法、Gold Washedって?

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新しい精製方法、Gold Washedって?

以前配信した「インフューズドコーヒーって何?」という記事で少し紹介した、Gold Washed。今日はこれが、どんな精製方法で、どのような味わいになるのか、より詳しく解説したいと思います。また、最近次々と登場している新しい名称の精製方法についてもお話しいたします。 インフューズドコーヒーの記事は以下のリンクよりご確認いただけます。

果汁に浸して発酵させる新しい精製

Gold Washedを新しく導入したのは、コロンビアのEl Santuario(サンチュアリオ)農園を所有するCamilo(カミーロ)さん。様々な取り組みを行なっており、コーヒー生産者として著名な方です。 そんな彼が考案した精製のレシピは、まず収穫したコーヒーチェリーをそのまま嫌気性発酵(アナエロビックファーメンテーション)します。 その後に、パルプ(皮や果肉)をはぎ取ります。 このはぎ取ったパルプを粉砕、濾過してできた果汁を投入して再度嫌気性発酵を行います。 その後は水洗、乾燥、脱穀と通常のウォッシュドと同じ工程です。 アナエロビックについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

2回嫌気性発酵を行なっているので、いわゆるダブルアナエロビックです。 最大の特徴はなんといっても果汁に浸すところ。普通の発酵工程では、はぎ取られたパルプを利用することはありません。 はぎ取ったパルプの他に、最初の発酵時に滲み出た果汁を使うバリエーションもあるそうです。 できあがったコーヒーは、スパイシーな芳香と、フルーティさの強いフレーバーが特徴的な味わいになるようです。 私もまだ飲んだことがないので飲んでみたいです。 Camiloさんは、具体的に発酵を何時間行うか、乾燥にどれだけ費やすかなどのレシピを公開しているので、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ調べてみてください。

伝統的なナチュラル、ウォッシュドに始まり徐々に精製方法も多様化されてきました。今回のGold Washedなどの名称はどこかの機関などが定めているわけではなく、生産者等が名付けたものがそのまま消費国まで伝わります。そういった背景もあり、初めて見る名前の精製方法も段々と増えてきました。 少し例を挙げると、グァテマラのWashed Rehidratado、コロンビアのGold Grand Cru Washed、同じくコロンビアのCulturingなど、まだまだたくさんあります。名前だけでなんとなくピンとくるものから全く想像できないものまで様々です。 これらは、生産者の研究と努力の賜物であり、その成果を私たちが享受できていることに敬意と感謝が尽きません。 皆さまもコーヒーショップで見たことのない精製方法の豆があったときはぜひ試してみて下さい。きっと、コーヒーの進化が感じられるはずです。 なによりも、新しいものってわくわくしませんか? A Cup of KOHII with Love (編集:Tomoki)

コメント

マサヤス
マサヤス 飲んでみたいです…!しかし若干アナエロビックにも慣れつつあるので、結局はウオッシュトやナチュラルに自分の好みが回帰しそうな気もしてます