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険しいけど、心が躍る方に進んだ

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険しいけど、心が躍る方に進んだ

バリスタなどコーヒー業界の方々やさまざまなジャンルで活躍されているクリエイターの方々は、普段どのようにコーヒーライフを楽しんでいるのでしょうか。Meetsでは、業界をリードする人たちやチャレンジし続ける人たちとコーヒーを飲みながら深掘りしていく企画です。

本日のゲスト

田上凛太朗 蜃気楼珈琲集団代表 / バリスタ/ 焙煎士 /バーテンダー by KOHII Creator @ Seiya K= KOHII , T= 田上さん

今回のゲストは蜃気楼珈琲集団の代表を務める田上凛太朗さん。 富士見ヶ丘駅から下町感が漂う街中を一直線に進むと、特徴的な龍の看板が私たちを出迎えてくれました。 蜃気楼珈琲は地下スナックの一室に店舗を構えるコーヒー屋さん。日替りで店主が変わる「シェアリングコーヒースタンド」とかなり珍しい営業スタイル。 今回は田上凛太朗さんに蜃気楼珈琲集団の実態と今後の展望、そして様々な顔を持ち、多方面で活躍されている彼自身のことについてお話いただきました。

あの一杯との出会いが転機になった

K:コーヒー業界に入ったきっかけと経緯を教えてください。 T:きっかけは、留学先のシアトルで出会ったカフェラテでした。実は、コーヒーが全く飲めなかったのですが、あの時飲んだカフェラテには衝撃を受けました。後々知ったことですが、僕が飲んだカフェラテは、デイビット・シューマンというコーヒー業界ではかなり有名な方がメイクしてくれたものでした。 僕はいきなりトップレベルのカフェラテを味わったのです(笑) このカフェラテを味わってからは、ランチを食べず、カフェにいく日々を繰り返しました。コーヒー漬けの日々を送っているうちに、自然とバリスタに憧れを抱くようになりました。 シアトルを旅立つ時には、日本でバリスタになると決めていました。これがコーヒー業界に足を踏み入れることになった経緯になります。 K : 帰国されてから直ぐにバリスタになれたのですか? T :はい! 帰国後は直ぐに3つのコーヒー屋さんで働き、バリスタとしてのキャリアをスタートさせました。まだ学生でもあったので、就職活動も同時に行っていました。 僕は「チャレンジしている人を支えたい」という思いから、大手の損害保険会社を受け、大学3年生の5月に内定をいただきました。 T : かなり早い時期に内定をもらえたのですね! そうなんです。なので、残りの学生生活を充実させようと思いました。何かやり残したことはないかと考えると「コーヒーだ」と思いました。

バリスタにはなれたものの、留学先で見てきたバリスタたちと比べると、僕は「エセバリスタ」でした。残された時間で、とことんコーヒーに向き合ってみたいと思いました。 当時は大学3年生で、アルバイトに応募しても返事すら返ってこないことがほとんどでした(笑)そんな中で、返事をもらえたのがブルーボトルコーヒーでした。僕はここでカルチャーショックを受けることになります。

2、3年後に独立なんて考えは甘い

T:ブルーボトルコーヒーで働いているバリスタを見て、真剣にコーヒーと向き合っている姿に感銘を受けました。僕は残された学生生活をこの場所で過ごし、バリスタとしての磨きをかけようと思いました。 ですが、コーヒーの世界を知るうちに自分の考えの甘さにも気がついていきました。 「就職してから2、3年後に独立するなんて考えは甘い」 K :さすが、、本当にストイックですね。 T:当時働いていたNPOで出会った代表の影響もありました。彼はもともと香港のマッキンゼーで勤務していた人で、貧困地域で暮らす若者たちの志を応援し、サポートしている姿を僕は間近で見ていました。彼を通して見る世界が本当に新鮮で、刺激的でした。 NPOで支援させてもらっていた人々は、自分よりも年下の人が多かったです。そんな彼らが国のことを考え、毎日を精一杯生きていることを知り、そこでも衝撃を受けましたね。 NPOでの経験があって、僕は、険しいけど心が躍る方に進もうと思いました。内定式まで参加した企業からの内定を蹴り、本腰を入れてコーヒー業界と向き合うことにしました。 蜃気楼珈琲集団について気になることや田上さんにお聞きしたいことがあれば、お気軽にコメントください!次回は、田上さんが立ち上げられた蜃気楼珈琲集団について。お楽しみに!

< 田上凛太朗 >

1992年生まれ。大学時代コーヒーとは全く無縁だったが、留学先のシアトルで飲んだカフェラテに衝撃を受け、その経験が忘れられず帰国後はバリスタになる。卒業後は大手保険会社への道には進まず、コーヒーの道へ。バリスタとして働きながら、実店舗を持たないファントムコーヒーロースターズ「Barista Base」の立ち上げやシェアリングコーヒースタンド「蜃気楼珈琲集団」の代表を務めるなど、起業家としての顔を持ち、今も精力的に活動を行っている。

< BARISTA BASE >

実店舗を持たないポップアップ専門のファントムコーヒーロースターズ

< 蜃気楼珈琲集団 >

日替わりで店主が変わるシェアリングコーヒーショップ 東京都杉並区高井戸西2-10-9 地下スナック街の一室 富士見ヶ丘駅徒歩2分

A cup of KOHII with Love (執筆:Seiya、撮影:Snimakou)

コメント

MINERALs
MINERALs 初めまして。 記事読ませていただきました! とても面白かったです。 田上さんにご質問で、 シアトルから帰国後に、未経験からバリスタになるまでにされたことを可能な範囲で教えていただきたいです!
せいや
せいや re: MINERALs 初めまして。 この記事を執筆したSeiyaです。   とても嬉しいお言葉をありがとうございます!! 具体的に何をされていたかはお伺いできませんでしたが、私の印象としては、田上さんはとにかく行動に移されいました。 大学生活も後半に差し掛かっていることもあり、アルバイトでバリスタをやらせてくれるカフェになかなか巡り会うことが出来なかったそうです。 そんな時でも、めげずに「バリスタになりたい」という一心でアプローチし続けていた田上さんの情熱がとても印象的でした。 私が思うに、田上さんの情熱が届いたことで晴れてバリスタになることができたのだと思っています。 「きっと、この人なら素敵なバリスタになる」と思わせる情熱を持てば、誰でも未経験でバリスタになれると思っています! 私自身もバリスタとして働いているので、もしバリスタについて聞きたいことがあれば、何でも聞いてくださいね! 回答になりましたでしょうか、、? コメントとっても嬉しかったです!ありがとうございました🙏
MINERALs
MINERALs お返事ありがとうございます! こういった記事で励みになる方はたくさんいると思います。 これからも楽しみにしています! 僕は会社を辞めてバリスタになる道を選んでコーヒー専門店で働いてはいますが、 実際に"バリスタ"の方とお話をする機会もなく、少し不透明なままで働き続けている状況です。 差し支えなければ、seiyaさんのお話も聞いてみたいなと思います!
せいや
せいや re: MINERALs 👍🔥✨

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