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こだわりはSNSじゃなく、自分で伝える

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こだわりはSNSじゃなく、自分で伝える

こちらはoranデザイナーのMiyamoto Natsukiさんのインタビュー記事、第二部。第一部の「あの景色を見て夢が変わった」をご覧になっていない方は是非そちらからどうぞ。

By KOHII Creator Seiya

自分でもできるかもしれない

ーー25歳という節目で自分の人生について考える人は多そうですね。 宮本さん:ストリーマーで働いた3年間の中に、oran立ち上げに繋がるルーツがあります。まず、21歳の時にランジェリーについて学べる学校に通い始めました。 私がちょうど、ランジェリーについて学びたいと思っていたら、その年にランジェリーデザイン学科が創設されたのです(笑) これは私のために創設された!と運命を感じちゃいました。ただそこで1年間学ぶなかで、正直、自力でも学べることが多いと思ってしまって。 でも、逆にそれが自信にもなりました。自分でもランジェリーを作れるかもしれないって。

ハッピーを纏う下着

宮本さん:私は機能性とデザイン性に優れた下着を作りたかったんです。海外の下着ブランドはブラにパッドが入ってないことが多いのですが、それは日本の文化に合っていないんですね。 デザイン性は優れているけど、機能性の面でもっと日本人向けにする必要があると思いました。 ーーoranはカラーバリエーションも豊富ですよね。 宮本さん:それもこだわりで日本の伝統色から色を選定しています。どんな人にも、どんな肌にも合うような色を目指しているんですよ。 全て明るい色なので身につけるだけでハッピーになれる下着です。

駄菓子屋さんのような、下着屋さん

宮本さん:ブランド立ち上げに当たって、ブランドや自分の人生において何をメインにしたいかを考えました。 そうしたらシンプルに「人」だと思いました。それでインドネシア語で人という意味のorangからgをとってoranと名付けたのです。 ーーブランドとナツキさん自身が大切にしたいことが一致しているのはとても素敵ですね。これからoranをどのようなブランドにしていきたいと考えていますか? 宮本さん:今と変わらずこれからも人を大切していくブランドにしたいです。あとは、街の駄菓子屋さんのようなランジェリーの店舗が持てたら嬉しいな。 下着を買わなくたって、ふらっと気軽に立ち寄ってもらえるのが理想です。その雰囲気を作るためにも自分が寮母さんみたいな人になる必要があると思っています(笑) どんなに素敵なブランドでも店舗を構えるからには、その場所にいる人が大事だと思っています。下着を買わなくてもいいから挨拶しに来てくれたり、相談しに来てもらえるだけでいい。 なんだかコーヒーショップと似てるね。

こだわりを消費されたくない

ーー改めてoranは魅力に溢れているブランドだと知ることができたのですが、今回お話いただいた話はあまりSNSで発信されていないですよね? 宮本さん:あえてあまり発信をしていないんです。このこだわりをSNSでただ読まれて消費される感じが嫌で。私がこの想いや魅力を直接伝えていきたいと思っています。 なので、oranとして脱SNSが目標です。 あとは、日本の技術を守る一助という思いもあり、全部日本の職人さんたちにお願いしています。桐生織という1000年以上の歴史ある群馬県の桐生で職人さんに染色を、また東京の下町、清澄白河の技術力の高い町工場でおばあちゃん達にパーツの生産をお願いしたりしています。 日本の技術の素晴らしさも後世に残せていけたらいいですね。

ーー素敵なお話をありがとうございました。最後に宮本さんのオススメのコーヒーの楽しみ方ってありますか? 宮本さん:私はキャンプが大好きなので、大自然に囲まれながら青空の下でコーヒーを淹れるのが好きです。 私はあんまりコミュニケーションとか得意じゃないのですが、コーヒーがあれば私と誰かを繋げてくれるので、コーヒーは人との繋がりを生み出してくれるツールって感じだと思います。 oranもそうなれたら嬉しいですね。

最後に

今回はランジェリーブランドoranのデザイナーであるMiyamoto Natsukiさんにインタビューさせていただきました。 LAで見た宝石のようなランジェリーに衝撃を受け、10年以上抱き続けたダンサーという夢をきっぱりと諦めた宮本さん。 まさに運命は突然に。それでも、ダンスを突き詰めていたからこそ辿り着いた光景。一見ガラッと変わった人生かもしれませんが、昔も今も宮本さんらしい生き方をされていると思います。 バリスタとして現場にも立ち、コーヒーを通じて出会う人々からデザインのインスピレーションを得ているそう。時にはお客さんにoranのモデルをお願いしたり、個人のブランド同士でコラボレーションしたりと、カフェはとても大切な出会いの場所にもなっています。 宮本さんが作る世界はとてもワクワクします。コーヒーと同様に、oranというブランドの奥深さを感じました。

Miyamoto Natsuki

18歳で留学したカリフォルニアで「アパレル」の世界に興味を持つ。帰国後、外資企業のアパレルブランドで働きはじめ、次第にアンダーウェアのブランドを始めたいと強く思うようになる。22歳の頃、引き続きアパレルブランドで働きながら、vantanの「ランジェリーデザイン科」でランジェリー制作について学ぶ。 卒業後、拠点を東京に移し、「ストリーマーコーヒーカンパニー」でもともと興味があったコーヒーのお仕事をスタートさせ、同時にブランド設立準備も進める。26歳で、アンダーウェアブランド「oran」設立し、現在は、oran と両立しながら、バリスタ、グラフィックデザイナーとして活動中。

oran

ありのままが美しい。枠に捉われず、強く開放的に毎日を生きる人達に贈るコンフォータブルウェアを展開。 サスティナブル素材を使用し、染色や縫製に至るまでその全ての工程において職人による日本国内生産、ブランド存続が社会貢献となる活動である様常に環境に配慮し、公正な製品作りを心がける。 国やシーン、シーズンを問わず様々なライフスタイルに合わせて楽しんで頂けるようカットソーやフリップフロップに合うベーシックなデザインをベースに、遊び心も垣間見える、大人の無邪気さをもち合わせた製品をラインナップしている。 日本を拠点に2021年に設立。

杉澤美紅

川崎出身。ポートレート撮影を主に行う傍ら「日々をより豊かに」をテーマにセルフケアブランドl’amourにてアロマオイル販売やPodcast配信中。

STREAMER COFFEE COMPANY 中目黒

目黒川から少し入った落ち着いたエリアにあるストリーマーコーヒーカンパニー中目黒店。ゆっくり過ごせるカフェで、無料Wi-Fi完備、各所にコンセントがあるので、集中して仕事をしたい時にも。看板メニューのストリーマーラテは、濃い目のエスプレッソによる深い味わいと美しいラテアートが人気。地元のワンちゃんが集うお散歩コースでもあるみたいなので、犬好きな方も是非。

A cup of KOHII with Love (執筆:Seiya、撮影:杉澤美紅)

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