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確かな繋がりが希望の光に ~ BREATHER COFFEE ~

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確かな繋がりが希望の光に ~ BREATHER COFFEE ~

バリスタなど、コーヒー業界の方々や様々なジャンルで活躍されているクリエイターは、普段どのようなコーヒーライフを楽しんでいるのでしょうか。 Meetsでは、業界をリードする人たちやチャレンジし続ける人たちとコーヒーを飲みながら深掘りしていく企画です。 By KOHII Creator Seiya

本日のゲスト

長谷川晃平 BREATHER COFFEE オーナー 本日のゲストはBREATHER COFFEEのオーナー長谷川晃平さん。BREATHER COFFEEは今年2022年の5月に、大規模な漏水被害による損害を受け、たった1日で営業不可能な事態に見舞われました。 それに伴い今月末の7/31まで、復活に向けたクラウドファンディングが実施されています。オーナーである長谷川さんは「自分のコーヒー屋さんを持ちたい」という夢を叶えるため、新卒で勤めていた会社を辞めて、一人でオーストラリアに旅立ちました。その5年後に帰国し、神奈川県の逗子で奥さまと一緒にBREATHER COFFEEを立ち上げました。 ようやくお店も軌道に乗ってきた開業5年目に、今回の事件が起きてしまいました。 今回は長谷川さんに今のリアルな心境とお店の現状、そして"これから"についてお伺いしました。

ーー簡単に自己紹介をお願いします。 長谷川さん:BREATHER COFFEEオーナーの長谷川晃平(ハセガワコウヘイ)です。オーストラリアで5年間バリスタを経験し、帰国後に妻と一緒にこのお店を立ち上げて今は5年目を迎えています。 ーーコーヒーが好きになったきっかけは何でしたか? 長谷川さん:母親がコーヒー好きだったので、その影響だと思います。中学生くらいの頃からインスタントコーヒーを飲んでいました。国によってコーヒーの味が何となく違うことを感じて、コーヒーって面白いなと思っていました。 ーーオーストラリアで日本人バリスタとして働くのは大変でしたか? 長谷川さん:当時は大変でした。ローカルのカフェで日本人が働いていること自体が珍しかったので。言語の壁もそうですが、自分の技術面も劣っていたのでレジュメを持って、なんどもなんどもお店に通いアピールし続けました。

ーーバリスタになること自体大変だったのですね。 長谷川さん:今はだいぶなりやすくなったと聞きます。これまでオーストラリアでバリスタを勤めてきた日本人が良い"イメージ"を作ってきたからだと思います。今の日本人のイメージは器用かつ真面目で、働き者であるといったように変わっているのかもしれませんね。 オーストラリアは移民の国なので、人材の入れ替わりも激しくて。雇用に対する考え方が日本とは違い、解雇されることもしばしばあります。当時の自分もヒヤヒヤしながら一生懸命働きましたよ(笑) でも、人種に関係なく、やった分だけちゃんと評価をしてくれるので非常にフェアで、日本以上にチャンスが転がっているように思います。 ーー奥さんとの出会いもオーストラリアでしたか? 長谷川さん:はい。自分が働いていたお店に奥さんがレジュメを持ってきたんです(笑)それが最初の出会いでしたね。その時はバリスタを募集していなかったので、現地で一緒に働くことはなかったですが。 ーー海外と日本、どちらでカフェをやるか迷いませんでしたか? 長谷川さん:最初は海外でやるつもりでした。でも、日本に一時帰国して1週間ほどカフェを巡った時、日本のコーヒーシーンが面白いと思って、その時絶対日本でカフェをやりたいと思いました。 いくつか候補はあったのですが、逗子の穏やかな雰囲気がメルボルンと似ていたのと面白い考えを持った人が多いなと思ったので、この土地で開業を決めました。

ーーお店の立ち上げは大変でしたか? 長谷川さん:逗子はどちらかと言えば夏の街なので、それ以外のシーズンで売上を立てるのが非常に難しかったです。最初はお店を開けながらアルバイトをしたり、食事はカップラーメンで済ませたりして何とか店を切り盛りしていました。 そんな時期も乗り越えてお店もようやく5年目だっていう時に今回の事件が起きました。

クラファンについて

ーー全国から多くの応援が寄せられていますが、今どのようなお気持ちでしょうか。 長谷川さん:本当に...何回も泣きました。最初はクラファンもやりたくなかったんです。恩を返し切れないと思って。もちろん応援のメッセージはとても嬉しいけど、心も苦しかった。返せない恩をただ受け取るばかりで申し訳なさが凄くて...。

僕が落ち込んでばかりで前に進めずにいると「お店を復活させることが恩返しである」と周りの人たちが気づかせてくれました。そして、今回改めてBREATHER COFFEEのことを愛してくれている人がこんなにもいることに気がつけたことが一番大きくて、僕の活力になっています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 ーー今回の経験から得た教訓や気づきがあれば是非教えていただけないでしょうか。 長谷川さん:日常は簡単に消え去ってしまうということですね。漏水は意外と身近にある危険なので、保険の確認や物件の選び方など注意が必要かもしれません。あとは、お店に来てくれるお客さんを大切に、そして日頃から感謝をたくさん伝えてください。

ーーこれからの活動はどのように行っていく予定でしょうか。 長谷川さん:今月末(7月31日)までのクラファンを全力で駆け抜けて、お店の修繕費などにあてさせていただきます。これまでは事務作業に追われて身動きが全く取れなかったので、すぐにPOP UPという形で神奈川県を中心に外に出ていく活動を行っていこうと思っています。 ーー最後に応援してくれている全国の方々にメッセージをお願いします。 長谷川さん:ご支援、そして心温まるメッセージを本当にありがとうございます。今回の件でBREATHER COFFEEのことをこんなにも想ってくれている人たちがいることに気がつきました。温かい皆さまのおかげで毎日頑張れています。できるだけ早くお店を復活させて恩返しがしたいという気持ちでいっぱいです。

最後に

今回はBREATHER COFFEEオーナー長谷川さんにお話を伺いました。 「自分のカフェを作る」という夢を叶え、辛い時期も乗り越えながら、ようやく5年目を迎えた矢先に襲った今回の悲劇。コーヒーで逗子という土地を彩り、多くの人に癒しを届けていた長谷川さんがどうしてこのような辛い思いをしなくてはならないのか...。僕は思わず泣きそうになってしまいました。 ですが、BREATHER COFFEEが5年間で作り上げてきた全てが消え去ってしまった訳ではありませんでした。コーヒーを通して生まれていた確かな"繋がり"が今回のムーブメントを生んでいるように思います。未だかつて無い未知なる挑戦に長谷川さん達は強く挑んでいます。 もしこのコンテンツを見てもっとBRATHER COFFEEについて知りたい、長谷川さんについても!という方は、現在実施されているクラウドファンディングのページに詳しく書かれているので是非覗いてみてください。 BREATHERのコーヒーを飲むだけでも大きな力になります。

左 : 長谷川さん 右 : 高見澤さん(BREATHER COFFEEスタッフ)

クラウドファンディングページ

BREATHER COFFEE

A cup of KOHII with Love (執筆:Seiya)

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