KOHII
まっすぐ向き合い、喜びを分かち合う

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まっすぐ向き合い、喜びを分かち合う

K:仕事におけるこだわりは何かありますか? E:abnoはお客様のパーソナルな空間ですので、想いが伝わらなくても良いという意識は、バリスタとして念頭においてます。そのような意識の上で、お客様一人ひとりに幸せになってほしい気持ちを持ってコーヒーを淹れています。コーヒーをレシピ通りに淹れても、バリスタの気持ちが不安定なときはお客様にも伝わるんです。たかが1杯のコーヒー、されど1杯のコーヒーという感じでしょうか。お客様の1日が幸せになるように、1杯1杯のコーヒーに想いを込めて淹れるようにしています。

特にコロナ禍により、多くの方が人とのつながりの意味や重要性を考えさせられたと思います。コーヒーを片手に交わす、一言や二言の何気ない会話のキャッチボールが1日のエネルギーになる時もあると思います。日々の営業においても、和紙を漉く時も、ヒト、モノ、コトと素直に向き合うことは幸せなことだと思います。

K:これからのビジョンは何かありますか。 E:しっかり土台をつくり、勉強する姿勢は大事だと思いますが、概念に囚われる必要はないと思う時があります。近頃はたくさんの方が自分自身にも目を当てて、幸せなHow Toを見つけてほしいと思います。私はコーヒーと和紙フィルターを通して、より創造的で自由な考え方を自分自身追求し続けていきたいですし、これからも、その喜びを身近なところから共有し合う関係性を増やしていきたいと思います。

K:最後に遠藤さんの思うコーヒーの魅力はなんですか? E:コーヒーは、余白をつくってくれます。余白は何かを表現する上でとても大事な要素ですが、簡素化する現代人の我々にとって余白をつくることは難しいです。だから自分の中ではメトロポリタン+コーヒー=余白というイメージがあり、コーヒーは生活の休符、創作への着火剤になると思います。

インタビューを終えて、私は遠藤さんからコーヒーを通して人々に寄り添いたいという優しさを感じました。大きな震災を経験した彼女が東北に駆けつけて活動された原動力には、人や土地への愛を感じました。 バリスタとしてプロフェッショナルを追求しながらも、コーヒーの概念にとらわれすぎず、自分に目を向けた彼女が淹れる1杯は人々を笑顔にする、とても美味しいコーヒーでした。

遠藤恵美

abno ヘッドバリスタ、和紙フィルター製作者 現代の都市に生きる人々のためのコレクティブホテルをコンセプトにしたDDD HOTELの併設カフェ、abnoのヘッドバリスタとして、デンマークの「coffee collective」、オーストラリア「single O」などのスペシャルティ・コーヒを提供している。被災の経験から 東日本大震災をリセットではなく、リブートするアトリエ、Atelier Rensaを立ち上げ和紙フィルターの製作やコーヒーを通して得られる喜びを発信している。

Atelier Rensa

Abno

A cup of KOHII with (撮影:Shimakou 執筆・編集:Jongmin)

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