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2022年までにプラスチック製のコーヒーカップを廃止: オーストラリアNSW州

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2022年までにプラスチック製のコーヒーカップを廃止: オーストラリアNSW州

現在、コロナ禍で飲食店の休業要請が出るなか、テイクアウトの需要が急増しています。飲食店が生き残るためには必要な転換ですが、その一方で使い捨てされるゴミが急増しているという事実も…。ここ数年、ゴミの削減を目的にプラスチックストローを廃止するという動きも見られ、大手コーヒーチェーンのスターバックスでも2020年に全店で紙製のストローを導入するなど話題になりましたね。果たしてその効果はどれくらいあるのでしょうか? コーヒーショップではテイクアウトカップを使っているところが多く、カップのゴミが問題となっています。そんななか、コーヒー先進国オーストラリアのある試みが注目を集めているようです。 「2022年までにプラスチック製のコーヒーカップを廃止する」 こう唱えるのは、オーストラリア南東部に位置するニューサウスウェールズ(NSW)州。観光客にも人気の都市、シドニーがある州といえばわかる人も多いでしょう。州政府の目的は、最終的に海に流れ着くプラスチックゴミを減らすこと。この改革は早ければ2021年中に実施を予定しているとのことです。 まずは、プラスチック製のカップやストロー、マドラー、スプーン・フォークなどのカトラリー、ビニールの買い物袋などから削減をスタート。より環境に優しい紙や竹製の代替品が登場すれば、他のプラスチック製品も段階的に廃止される可能性があるそうです。NSW州がこのような改革に踏み切ったのには次のような背景があります。 「毎年オーストラリアで捨てられるプラスチック製のコーヒーカップは約10億個」 コーヒー先進国ならではの驚きの数字ですね。この改革が成功すれば、今後20年間で27億個ものプラスチック製品が埋め立てられたり、海を汚染したりするのを防ぐことができると考えられています。 「このままのペースで進むと、2050年には魚の数よりも海中のプラスチックゴミの数の方が多くなる」と警鐘を鳴らすのはNSW州のマット・キーン環境大臣。 「海岸に打ち上げられたプラスチックゴミの上を歩くなんて誰も望んでいません。NSW州では毎日2,000個ものプラスチックが消費されていますが、これは使い捨てプラスチックが蔓延している証拠。今こそ、私たちには何かできることがあると信じています」と話します。 世界自然保護基金オーストラリア(World Wildlife Fund Australia )によると、国内でゴミ問題改革のトップを走っているのはNSW州と西オーストラリア州の2つ。お互いが競い合うように改革を進めているそうです。 消費者、飲食店、カップ生産者そして政府機関。使い捨てカップが必要でなくなる世の中になるには多くの利害関係がうまく噛み合わなければなりません。しかし、地球環境は待ってくれません。日本でも世界をリードするような一歩踏み込んだ大きな改革を打ち出してくれることを願うばかりです。

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