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世界のKOHII News #22

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世界のKOHII News #22

コーヒーさび病研究:変異体が出現することで感受性が高まることが発見される

2022年4月の『Frontiers in Plant Science』に掲載されたベトナムにおけるコーヒーさび病(CLR)の研究を「Daily Coffee News」がまとめています。それによると、これまでにさび病への抵抗力が強いとされていたコーヒー品種が、抵抗力を失っているケースがあることが判明しました。 実例として、ベトナム北西部で栽培され、歴史的にさび病に対する抵抗力があると考えられてきたCatimorの品種が、今ではさび病に感染しやすい状態にあることが明らかになりました。さび病の変種が出現すると感受性が高まる現象について、似たような事例がホンジュラスのLempira種やコロンビアの研究でもこれまでに明らかになっています。 元World Coffee ResearchのChristophe Montagnon氏は世界中のコーヒー品種が急速にさび病への耐性を失いつつあると警告しています。さび病自体の多様性や遺伝的変異、異なる地域へ移動する要因を探るとともに、耐病性がある品種の持続的な栽培が急がれます。

中国の「Post Coffee」:国内最大のコーヒーチェーンを目指す?

日本で聞き馴染みのある「Post Coffee」。ただ、中国ではこれはコーヒーのサブスクリプションのサービスではなく、国営郵便局であるChina Post(中国郵政)が2022年の2月に試験的に始めた郵便局内のコーヒーショップ。 China Postの伝統的な緑色を基調とし、コーヒーだけでなく、紅茶やパン、また郵便ポストなどの形をしたグッズも販売し、フォトジェニックなスポットとして若い客層を中心に人気を博しているのだとか。 「Post Coffee」のマーケティング責任者のDong Kexin氏によると、中国全土で54,000ある郵便局のネットワークを活用し、さらなる事業拡大を計画しているとのこと。 急成長している中国のコーヒーショップ市場。国営の郵便局が現在最大手のLuckin Coffeeの6,024店舗にどう迫るのか、注目です。

AeroPress、再利用可能なステンレス製フィルターを発表

世界中のコーヒーラバーから愛されるAeroPress(エアロプレス)。通常はペーパーフィルターを使用しますが、ステンレス製のアタッチメントは第三者のメーカーが以前より販売しています。ところが今回、初めてAeroPress公式のステンレスフィルターが発売されることになりました。 ステンレスフィルターの利点は再利用が可能な点や耐久性があることに加え、ペーパーと比べコーヒーのオイルも抽出されることで、また違った風味やボディが楽しめること。また、現在市販されているフィルターがSUS304のステンレスを使用しているのに対して、AeroPressは耐久性や耐食性が勝るSUS316を使用。アメリカ国内で生産されていることも特徴の一つとのことです。 AeroPressによると、現在様々なアクセサリーの開発にも取り組んでいるとのこと。今後の展開が楽しみですね。

レーザーで抽出するコーヒーはいかが?

新たな抽出方法が開発される中、ドイツのデュイスベルク・エッセン大学の研究者が従来より約300倍早くコールドブリュー(水出しコーヒー)を抽出できるレーザー照射による抽出機を開発しました。 液中の金属固体に投射し、ナノ粒子を浮遊させるために使用されるレーザーを改良することで、従来一晩かかるコールドブリューをたった3分で抽出し終える実験に成功。酸味は24時間かけて抽出したコールドブリューとほぼ等しく、味わいも近いとのことがわかった。カフェイン量に関してはホットコーヒーとほぼ同等の結果になったものの、レーザー投射することでカフェインが非常に速く抽出されることが分かったため、投射時間を延ばすことによってコールドブリューの水準まで調整する方法が検討されています。 このレーザー投射での抽出は、コーヒー以外にも抹茶や紅茶、またソフトドリンクでの実験も視野に入れているようで、将来的には様々な商業化に向けて動き始めているとのこと。 科学の力で、また新たにコーヒーの可能性が広がるかもしれないですね。

A cup of KOHII with Love (執筆・編集: Yozo、Aya)

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