KOHII
十人十色、コーヒーの多様性を伝える

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十人十色、コーヒーの多様性を伝える

本日のゲスト

匹田貴明 バリスタ / suzunari coffee (本文中 K=KOHII、H=匹田さん)

ある日、出会った一杯のエチオピア

K:コーヒーはいつから好きになったんですか? H:初めは何となくバリスタになりたいと考え、コーヒーの事を何も知らなかったので、とりあえず福岡に行きまし た。最初は大手のコーヒー商社の店舗販売員として働いてました。ここで、たくさんある国名のコーヒー、品種や精製方法など基礎的な事を学びました。 福岡は本当にコーヒー屋さんが多くて、休日は色んなコーヒー屋さんに行きましたね。ある日、ふと飲んだコーヒーが本当に、本当に美味しくて...ブラックコーヒーは飲んではいたのですが、まだ何が美味しいかわからない頃だったので、いつも飲んでいるコーヒーとは違う、香り高く果実感溢れるコーヒーが衝撃的でした。それがスペシャルティーコーヒーとの出会いだと思います。ここからです。 K:その一杯のコーヒーがどんなものかとても気になります。 H:僕が飲んだのは、エチオピアイルガチェフェのナチュラルでしたね。香りの印象がすごい強いじゃないですか。働いてた店舗の方にもエチオピアモカ といった名称でエチオピアのコーヒーはある訳です。でも、それと比べた時に、予想を上回る果実感のある香りや甘さと余韻の長さ、美味しいコーヒーに出会ってしまったっていう感覚でした。 K:エチオピアのコーヒーに出会えて、何か変わったことはありましたか? H:より一層コーヒーの事を好きになりましたね。僕もあんな衝撃的な感覚になるコーヒーを伝えたいと思うようになりました。生豆を買って焙煎してみたり、それから積極的にコーヒーのセミナーに参加したり、自宅でも沢山コーヒーを飲む様になりました。 そして専門的なコーヒーショップで働きたいと思う様になりました。 K:修行時代に大変なことはありませんでしたか? H:基本的にコーヒー屋さんは飲食業なので、生活は大変でしたね。コーヒー貧乏というかよくある話ですけど、食事代を削ってコーヒーを買い、ラテアートをする牛乳代がないこともありました。今になってはいい思い出です。コーヒーの抽出やカッピングの仕方、コーヒーの味わいの伝え方など、すごい勉強になりました。 K:いつから独立の準備はされたんですか? H:もともと福岡に出る時から、地元で自分の店を持ちたいという目標があったので、修行時代に焙煎機を買って、臼杵の実家に置きました。焙煎機を買ってからは地元の臼杵と福岡を往復し、焙煎をして、お店の方にフィードバックを受けました。 最初は焙煎機の使い方もわからなかったので、それも一から教えてもらいましたね。 あと週末は大宰府にある「蘭館」さんというお店によく行って、どんなお店を創りたいか想像しました。当時、同じ焙煎機を使っている事もあり、とても刺激を受けました。 「蘭館」さんは今のsuzunari coffeeに似ているかというと、全然違うんですけど地元に根付いて、常連さんを大事にするお店だったので、僕も地元に根ざしたお店をしたいと思うようになりました。

地元・臼杵に根ざしたコーヒー屋さんになるまで

K:修行を終えて、地元に帰られてからは今までどんなことをされたんですか? H:6年程働いてから、地元の臼杵に戻ってきました。それから自分のお店を始めるまでに店舗を建てる事にしたので1年ほど時間がかかりましたね。その間、地元のイベントに出店したり、友達にコーヒーを飲んでもらったりしてました。 K:スペシャルティコーヒーを地元で淹れるときに、お客様との温度差があったりはしませんか? H:地元ではコーヒー屋さんが無くコーヒーを飲む人がどれだけいるかは未知でした。 以前、話した通りエチオピアのコーヒーが好きなんですが、地元のイベントで 出店をしているときになんかめちゃめちゃ酸っぱいコー ヒーを出しているお店があるという噂ができたりしましたね。 印象には残ったのかなと。 やっぱり初めは深煎りが好きというお客様が多い印象でした。 別に深煎りが悪いという訳ではないですし、僕も深煎り好きです。 でも、コーヒーには色んな選択肢があります。香りや甘さや質感、余韻までの多様な要素がコーヒーの味を決めます。だからそのコーヒーだけが持つ特長を伝えたいですし、感じとってもらいたいです。

H:お客様の好みも少しずつ変化しているように感じる時もあります。今ではエチオピア大好きって言ってくれます。 あと自宅でコー ヒーを飲まれる方も増えてきて、淹れ方などについて質問してくれると嬉しいですね。そういう形で少しずつコーヒーの魅力を伝えていきたいです。 いよいよ、次回で最後になります。匹田さんがチャレンジしていることについてお届けします。なんとコーヒー豆の栽培に挑戦しているようです。どういうことか気になる方は三弾もぜひお読みください!

suzunari coffee

A cup of KOHII with Love (執筆・編集:Jongmin)

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