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スペシャルティコーヒーって何?コーヒーロースターが「スペシャルティ」のコーヒーを飲んで欲しい4つの理由【Part 3】

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スペシャルティコーヒーって何?コーヒーロースターが「スペシャルティ」のコーヒーを飲んで欲しい4つの理由【Part 3】

手の中の1杯に、磨き上げられた技術と、コーヒーの新しい楽しみ方があるから。

スペシャルティコーヒーの出現 (=コーヒーの品質の向上)によって、抽出へのフォーカスが高まった、サードウェーブ期の到来

SCA(スペシャルティコーヒー協会)が定めた基準で80点以上の評価を得たものが「スペシャルティ」と呼ばれる、というのは前回の記事でもご紹介した通り。コーヒーの中でも、大量生産・大量消費され、安価で取引される「コモディティコーヒー」と呼ばれるものと、「スペシャルティ」に位置付けられるコーヒーとの区別が生まれました。素材の品質にこだわり、さらにその抽出技術にこだわって提供されるようになった新たなコーヒーのあり方とそれが生み出した流行は、「サードウェーブ」と呼ばれるようになります。

サードウェーブ(“Third Wave (Coffee)”)とは、英語で「第3の波」という意味。1つ目の波が、インスタントコーヒーなどの市販化により一般家庭でも広くコーヒーが飲まれるようになった最初の大きな流行、2つ目の波がシアトル系(スターバックスなど)に代表される、素早く提供され、主にエスプレッソをメインとするコーヒーの飲み方の流行。そしてそれに続く新たなコーヒーの楽しみ方が3つ目の波であるサードウェーブなのです。

「一杯ずつ丁寧に」ハンドドリップ用の抽出器具やその技術の黄金時代。日本の喫茶文化とのシンクロも

苦くて、パッと目が覚めるその効果が注目されていた以前のコーヒーのあり方とはガラリと変わって、スペシャルティコーヒーが注目を集めるサードウェーブ期では、コーヒーの味や香りの良さが重視されます。ワインテイスティングなどにも通じる方法で、繊細な香りや口当たりがじっくりと評価され楽しまれるようになるにつれ、機械を使わずに手で一杯ずつ丁寧に抽出を行うハンドドリップ(プアオーバー、Pour over)方式が再び注目を集めるようになりました。

日本の昔ながらの喫茶店では一般的だったハンドドリップ。サードウェーブの中心的な存在であるブルーボトルコーヒーなども、日本の喫茶文化から影響を受けていると言われています。日本のメーカーであるハリオやカリタなどの抽出器具がスペシャルティコーヒーシーンに欠かせないのも、長年日本の喫茶文化を支え、ハンドドリップを知り尽くしているからこそ。

最近では、世界中のコーヒー器具メーカーが競って高性能なコーヒー器具を研究・発表し、コーヒーの味わいを最大限に発揮する抽出方法を追求しています。これから一体どんな新しい抽出方法が生まれるのか、とっても楽しみですね!

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