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いつものコーヒーにひと工夫、スパイスコーヒー

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いつものコーヒーにひと工夫、スパイスコーヒー

コーヒーにスパイス、と言うと少し不思議に聞こえるかもしれませんが、カプチーノにはシナモンパウダーやシナモンスティックを合わせることが多かったり、ここ数年では秋冬のカフェのメニューにパンプキンスパイスラテやジンジャーブレッドラテといったドリンクを見かけるようになるなど、意外と身近にあるスパイス入りのコーヒー。 コーヒーにスパイスを加えて飲む飲み方は、実は世界の色々な場所で伝統的に、また日常的に楽しまれています。今回は各地で親しまれている飲み方や、スーパーなどで手に入るスパイスで作れるスパイスコーヒーのレシピをご紹介します。

世界のスパイスコーヒー

アラビカ種の起源であるエチオピアで行われる伝統的なコーヒーセレモニーでは、一度で一人当たり3杯ほどを続けて飲むのですが、地域によっては2〜3杯目に塩やバター、カルダモンやシナモンといったスパイス、またはハーブを加え、味の変化をつけるそう。

Photo by Zeynep Sümer on Unsplash

飲み物としてのコーヒーが生まれたイエメンでは、Hawaijと呼ばれるスパイスミックスをコーヒーに加えて楽しむ飲み方があります。Hawaijを作るにはシナモン、クローブ、カルダモン、ジンジャー、ナツメグ、アニスやフェンネルなどがブレンドされるのが一般的なんだとか。 ミントティーなどお茶の文化が印象的なモロッコでも、スパイスコーヒーの文化が見られます。イエメンと同じくシナモンやクローブ、カルダモンなどを加えます。

おうちで試してみたいスパイスコーヒーレシピ

スパイスの組み合わせはチャイのスパイスに似ていますが、紅茶ではなくコーヒーと組み合わせると一体どんな味になるのでしょうか?おうちで作ってみたくなった時のために、スーパーなどで手に入る材料で作れるスパイスコーヒーのレシピをいくつかご紹介します。 伝統的に飲まれているコーヒーは深煎りのコーヒーなので、用いられるスパイスとの相性も深煎りのコーヒーの方が良いようです。とはいえ、おうちで作るメリットの一つが、自分好みに調整できること。以下のレシピを参考にしながら、コーヒーの焙煎度合いや加えるスパイスの種類・量・組み合わせを自由に調整してみてくださいね!

Photo by Regina Folken on Unsplash

モロッカン・スパイスコーヒー by Jordan Hamonsさん

「モロッコではとても人気があるスパイスコーヒーですが、カフェよりも一般的に家庭で飲まれるため、旅行で訪れるほとんどの人が試し損ねてしまうんです」と、シェフでトラベルブロガーのJordanさん。「個人的にはカルダモンとブラックペッパーを強めに、シナモンを少し少なめに調整するのが好みです。ゴマやアニスを加えてもOK。普段コーヒーにはクリームを入れるのですが、このモロッカン・スパイスコーヒーを飲む時にはお砂糖だけで飲むのが好きです」とのこと。フレンチプレスでの抽出がおすすめの、コクのある深煎りと温かみのあるスパイスのハーモニーが美味しいレシピです。 材料(約4杯分) コーヒー粉 大さじ6 シナモンパウダー 小さじ½ ジンジャーパウダー 小さじ¼ カルダモンパウダー 小さじ¼ 岩塩 小さじ¼ クローブパウダー 小さじ⅛ ブラックペッパー 小さじ⅛ ナツメグパウダー 小さじ⅛ 水 950ml クリーム・砂糖(お好みで) 1)ボウルにスパイスとコーヒー粉を入れて混ぜ合わせ、フレンチプレスに入れます。 2)水を90度まで温めます。温度計がない場合は、一旦沸騰させてから1分程度待てばOK。 3)お湯の約半量をフレンチプレスに注ぎいれ、30秒待ちます。 4)スプーンで優しくかき混ぜたら、残りのお湯を入れます。 5)蓋をして、プランジャーはまだ押し下げずに3分待ちます。 6)プランジャーを押し下げれば出来上がり。すぐに飲まない場合は、余計な苦味やえぐみまで抽出されすぎないよう、サーバーなどに注いで移しておきます。 7)そのままか、お好みでお砂糖やクリームを加えます。 *フレンチプレスがない場合は、ドリッパーなどでの抽出もできます。

Photo by Joanna Kosinska on Unsplash

スパイシーホットモカ by Erin Meisterさん

「チョコレートに唐辛子と、メキシコの食文化にインスパイアされたレシピ」と綴るのはレシピ考案者、Cafe ImportsのErinさん。シナモンやジンジャーなど血行を良くするとされるスパイスに加えて、チョコレートのほっとする甘味と唐辛子の辛味で体がポカポカに温まるレシピです。 材料(約4杯分) 淹れたてのコーヒー約1リットル 純ココアパウダー 大さじ6 ブラウンシュガー 小さじ2(お好みで調整) シナモンパウダー 小さじ1 ナツメグパウダー 小さじ½ ジンジャーパウダー 小さじ¼ カイエンペッパーまたはチポトレチリパウダー ひとつまみ(お好みで調整) 1)コーヒー以外の材料をボウルに入れてよく混ぜ合わせます。 2)ポットに入れたコーヒーに全量を加えてかき混ぜるか、240mlサイズ程度のカップにスパイスミックスを均等に分けて入れ、その上からコーヒーを注いでよく混ぜます。 3)泡立てたミルクやホイップクリームをお好みでトッピングします。さらにココアパウダーやシナモンパウダーを上から振りかけるのもおすすめ。 *スパイスミックスを一度に使い切らない場合は、密封できる容器に入れておけば1週間程度保存できます。

Photo by Osha Key on Unsplash

ターメリックラテ by Varun Inamdarさん

コーヒーは入っていませんが、インドで古くから免疫を高める飲み物として親しまれてきたのがターメリックラテ。ゴールデンミルクとも呼ばれるこのドリンクは、その名の由来になった鮮やかな黄色が特徴です。レシピを紹介するシェフのVarunさんは、「Haldi Doodh と呼ばれるターメリックラテは、アーユルヴェーダの観点から非常に高い効能を持つ飲みもので、風邪や咳、喉の痛み、頭痛や関節痛がある時に飲むと良いとされています。何百年もの間、家庭でおばあちゃんが作ってくれる家族の好物として愛されています」と説明しています。

Photo by Tina Witherspoon on Unsplash

材料(約2杯分) ミルク 500ml(基本のレシピでは牛乳を使用しますが、豆乳などにも置き換え可) ターメリックパウダー 小さじ½ 蜂蜜 大さじ2 ジンジャーパウダー 小さじ¼ シナモンパウダー 小さじ¼ バニラエッセンス 小さじ½ 1)ミルクを小鍋で温めます。この時、鍋底にミルクが焦げ付かないよう、また、ふわふわとした口当たりになるよう、おたまですくってはまた落とすように注ぎ、空気を含ませるように混ぜながら温めます。 2)ターメリックと蜂蜜を加えて良く混ぜます。 3)次にジンジャーパウダーとシナモンパウダー、バニラエッセンスを加えて混ぜます。 4)一度煮立たせたら完成。お好みでブラックペッパーやターメリックを仕上げに振りかけるのもおすすめです。

暖かくなったり、寒くなったりをまだまだ繰り返す時期。毎朝のコーヒーに少しスパイスを加えて体を温めたり、さまざまな国の食文化に想いを馳せながら、旅行気分でおうちカフェを楽しんでみてはいかがでしょうか。 A Cup of KOHII with Love (編集: Aya)

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